ゴキブログ一覧
2014 .6.30
Archimandrita tesselata床換えのタイミング
Timing of cleaning of the breeding case of Archimandrita tesselata.
本種の飼育は,他種に比べ,見た目上汚れが目立たない.
が,換え時はある.
ヤシガラも食べているようで,ヤシガラだと思っていたマットが,糞に置き換わっている.
こうなると,そろそろ換え時.
丈夫な種であるが,突然幼虫がいなくなっている事がある.
たまには換えてあげよう.
2014 .6.27
Archiblatta hoevenii F2
F2 of Archiblatta hoevenii.
最近床換えしたのに,ケース垂直面に汚れが目に付く.
この状況は,前から気づいていたが,本種幼虫は,平面の隙間よりも,垂直方向の場所を好むような傾向にあるようだ.
が,こんな場所にも沢山もぐりこんでいるのも観察できる.
餌は,エリンギ・やわらかコーンは好むようなので,この栄養で次世代を残すエネルギーが蓄えられると良いのだが.
昆虫ゼリーは,累代すると少し食べるような感じ.
ゴキブリの飼育ケースには見えないですね.
それに,手間もむちゃくちゃかかります.
現在,F2,45匹.
次の山場はこの個体が成虫になり始める秋頃だろう.
2014 .6.26
ドブネズミ幼獣
Pap of a brown rat.
現場で採集されたドブネズミの幼獣.
生後3~6日と思われる.
都内のビルに生息するイエネズミは,そのほとんどがクマネズミと思われる.
私が知る限り,ビル内でドブネズミが生息しているのは,手を振れば消えるくらいしかない.
殺鼠剤を良く食べ,罠にも良く捕獲されるドブネズミは,人の捕獲圧が加わる場所には生き残っていけないのであろう.
現在良く見かけるのは,屋外の土がある場所くらいでは無いだろうか..
2014 .6.25
たぶんアカイエカ幼虫
Many Culex pipiens pallens larva
近くの神社から採集してきた.
ヒトスジシマカだろうと思って素早く採集してきたが,イエカであった.
悔しいので,写真を撮り現在成虫にして同定中.
恐ろしげな風貌である.
が,愛嬌も見え隠れする形態が特長?
蛹.
鬼ボウフラとも呼ばれ,素早くよく泳ぐ.
2014 .6.24
ノシメマダラメイガ発生
Plodia interpunctella occurred.
事務所に発生.
毎年,多くはないが,数匹発生する.
本種は貯穀害虫として有名で,チョコレート菓子が大好物.
ペットの鳥やネズミ類を飼育していると,餌の穀類にいつの間にか発生している.
夜間に成虫は飛び始めるので,見つけたら,開封された穀類の加工食品をチェックしよう.
事務所の発生原因は,以前保管していたヒマワリや穀類の掃除残しと考えられる.
2014 .6.23
コマダラゴキブリ累代
Successively rearing of Rhabdoblatta formosana.
卵鞘の残骸が目立ってきた.
個体の密度が高いのかもしれない.
雌成虫は多いが,初齢幼虫は1匹だけであった.
早めに手を打つ事に.
2014 .6.20
リュウキュウクチキもう1ケージ
Appearance of another breeding cage of Salganea taiwanensis ryukyuanus.
別の産地のケージ.
もっと大きなケージで飼育すると,様々な行動が観察できそうだ.
2014 .6.19
リュウキュウクチキゴキブリの放置結果
The result of having neglected the breeding case of Salganea taiwanensis ryukyuanus.
タイワンクチキゴキブリは,放置飼育をすると,前回お見せしたような状態になる.
しかし,本種はやばそうに見えても,ちゃんと生きているところに何か違いがあるのだろう.
水容器下にいた,一家族.
2014 .6.18
屋上のクロゴキ幼虫
The nymph of Periplaneta fuliginosa which was in the roof
この建物の屋外では初物.
雄のようだ.
2014 .6.17
Archiblatta hoevenii と エリンギ
Pleurotus eryngii and Archiblatta hoevenii
エノキからエリンギに変えて結構経つが,未だに幼虫から成虫までよく食べてくれる.
さらに,キノコの日持ちも良い.
これなら,F3も少しは期待できそうである.
2014 .6.16
飼料にカビ
It molds and generates in feed.
梅雨いりしました.
気温も暑い日,涼しい日と,エアコン設定が難しい時期です.
餌として与えている固型飼料もこの時期は小まめに交換しないとこうなります.
カビ①
カビ②
カビ③
カビは少ないが,ダニが湧いた飼料.
周りの粉状のものがダニ.
こうなると,食べることが出来ないようで,下手すると全滅します.
気をつけましょう.
2014 .6.13
Elliptorhina laevigataまたまた脱走
Elliptorhina laevigata — moreover — again — desertion
Elliptorhina属の中で,唯一問題を起こす種.
他の,Elliptorhina chopardi,Elliptorhina davidiも同様に増えているが,このような状況にはなった事が無い.
この行為は,「邪魔だから穴を開けよう」の言った意志の表れか?
穴を開ければ逃げることが出来るという確信犯だろうか.
よく考えたら不思議な行為だと思う.
しかも1箇所だけしか開けていない.
意外と賢い?
2014 .6.12
リュウキュウクチキ 1ペア
Salganea taiwanensis ryukyuanus was only in one pair.
餌木が良い具合に食われているので,さぞ増えたと思い,床換えを実施.
が,1ペア?!
まあ,ペアで残ってくれて望みは繋いだが・・.
リュウキュウクチキはどの産地も労せず維持できているのに.
何が違うのだろう.
ちなみに,食い終わった朽木の外皮は,このように洗って殺虫し,他の種の維持に使用する.
朽ちたマットも,レンジでチンし,腐葉土と混ぜ土中生息系に使用している.
捨てるところはあまり無い.
2014 .6.11
イエゴキブリの脱皮殻
An exuvium of Neostylopyga rhombifolia.
ゴキブリ科の大型の害虫種は,大概自分の脱皮殻を脱皮後に食べるが,イエゴキブリはあまり好きでないらしい.
その為,飼育ケージ内がすぐ汚くなる.
この差はどこから来るのだろうか.
同じく,ムカデは喰うがクモは,タランチュラに見るに食わない.
不思議ですね.
2014 .6.10
ヤエヤマキスジゴキブリ汚れ
Dirt of the breeding instrument of Symploce yayeyamana.
野外性の種の汚れが気になっている.
天然素材を使うので,床換えの度に捨てるのが勿体無く,そのまま使い回す事が多くなる傾向にあるようだ.
また,どうも死んだあとが汚くなるように思える.
そんな事をしていたら,数が急に減っていることに気づいた.
数えると,終齢・亜終齢が36個体.
卵鞘2個分ほどの数だ.
全ての材料を新品に交換した.
成虫になり,卵鞘を産み始めると,床が換えられなくなる.
このタイミングでの床換えが一番効率がいいだろう.
2014 .6.9
Pseudophoraspis nebulosaの累代
Successive generations of Pseudophoraspis nebulosa
これまた難しい.
F1成虫までは普通に殖やせたのだが,その幼虫がさっぱり取れない.
現在総数15前後.
本種は,そうそう入手できない為,手塩にかけていたのだが.
幼虫の大きさがばらついているのは,一腹中の生存率が低い為と思われる.
Archiblatta hoevenii同様,マレーシアのゴキブリの難しいこと.
このF2を乞うご期待.
2014 .6.6
トビズムカデ
Scolopendra subspinipes mutilans delivered from Nagoya
歩肢が赤いタイプ.
大きさも12cmを超え,本種では大型の方ではないだろうか.
噂では,20cmを超えると聞くが,是非目標としたいところだ.
輸送で渇いた咽に染み渡る一杯?
この調子なら,旅疲れも無さそうである.
2014 .6.5
ドブネズミのプラグ
Vaginal plug of Rattus norvegicus
交尾が完了した際に,雄が他の雄の交尾を阻止する為に出す膣栓.
交配を始めたケージの床を観察していると,落ちている.
これがあれば,普通は焼く20日後に出産する.
稀に食べてしまうので,交尾確認の方法としては確実ではないが,目安になる.
2014 .6.4
国産マダラゴキブリの累代
About breeding of the Genus Rhabdoblatta produced to Japan
東南アジア産のマダラゴキブリ類の飼育は,初めのうち結構注意していたが,丈夫なことが分かってからは他のゴキブリの管理サイクルで管理できている.
逆に,日本産の方が難しい.
手を抜くと必ずしっぺ返しを食うこと.
大概は復活不能となる.
ヤエヤママダラも,絶えず気をつけて床管理をしていれば滅ばなかっただろうが,今は滅んでしまった.
一見良さそうだが,
このように,幼虫が死にはじめたら注意しよう.
卵鞘の転がりも目立つ.
このマダラも,いつそうなるか分からないので,掃除しました.
多湿環境で飼育しているので,おかしな環境になり易いのだろう.
2014 .6.3
ホラアナゴキブリ有翅乾燥標本
The dry specimen of the owner wing of Nocticola uenoi uenoi
ラベルがあるからゴキブリだと判断できるが,無かったら不明な昆虫になりそうな状態.
2014 .6.2
コワモンゴキブリ1齢幼虫
A nymph of first instar of Periplaneta australasiae.
床換えをした.
この系統も,こちらに来て8年が経過した.
丈夫な種である.
寿命はPeriplaneta属の熱帯害虫御三家の中でワモンに次ぐ2番手.
小柄ではあるが,トビイロより長い.
前.
後.
1齢幼虫.
コワモンの1齢幼虫はクロゴキの1齢幼虫に良く似ている.
違いは,三原(2003)によると,分布地によって分けている.
いつもこの話題になると,「よし,形態を調べよう」と思うのだが,いつでも出来るとの思いから,先送りとなってしまう.