ゴキブログ一覧
2012 .5.31
鴨川からの謎幼虫
The larva of the cockroach which the kind collected in Kamogawa does not understand.
いつものK田君が鴨川採集で持ち帰った幼虫.
地表のモリチャバネが多い場所で捕れたとのこと.
モリチャバネ ポイが,とりあえず飼育開始.
2012 .5.30
ワモンゴキブリ前胸背のバリエーション
The variation of the pattern of Pronotum of Periplaneta americana.
全てワモンゴキブリである.
朝比奈(1997)にも,「前胸背の黄色輪状紋は変化著しく」とあり,この写真でもその違いがお分かり頂けると思う.
上段は輪状紋はオレンジ系,下段は白に近い色で,さらに大きな個体が出る系統と,小さな個体が多い系統も出来ている.
この違いは,採集場所ごとで現れており,いずれの飼育個体群も少数からの累代飼育であるため,場所での違いか,各個体群の親による違いか分からないが,何れにせよ面白い違いである.
ついでなんで車のような集合写真を.
なんか凄い.
2012 .5.29
オオモリゴキブリ経過
Progress of growth of Symploce gigas gigas.
昨年末から孵化し始めた幼虫群だが,成長は遅いですね.
未だに10mmを越える個体が出ない.
この親たちの成長スピードをから見ると,成虫になるのは11月頃となる為,まだこの大きさは想定内だが,他のペットローチ類からすると遅く感じる.
2012 .5.28
Blaberidae sp. Kenya飼育
Breeding environment of Blaberidae sp. from Kenya.
小型のタッパー内でめちゃくちゃ増えている.
左1が♂.
右2が♀.
まわりの薄茶色が幼虫.
2012 .5.25
上野で発見したワモンゴキブリ
Periplaneta americana discovered in Ueno.
上野のネズミの現場に入った際,外に置かれている冷蔵庫の裏にて発見.
もう既に,半屋外に近い場所に出てきている.
多分♀の終齢幼虫.
2012 .5.24
炭カルの上塗り
Glazing of CaCo3.
垂直面を上るゴキブリは,炭カルにて脱走防止をはかっているが,飼育密度が高かったりすると,すぐにこんな状態になる.
こうなると床換えのタイミングなのだが,忙しい時は上塗りし,急場をしのぐ.
見た目は綺麗ではないが,効果は変わらない.
エタノールで溶くと,プラケに対して付着が良く,壁に付いた糞等の殺菌が出来る.
と思っている.
2012 .5.23
アフリカンビュレットローチ 2
African Bullet Roach 2.
略してABR.
ちょうど一年前に滅び目前とお伝えしたが,この系統は予想通りダメであった.
最近,別の系統を入れたが,どーも変.
幼虫で落ちる個体が多い.
今は落ちが止まっているのと,卵鞘があるのであの時ほど危機感は無いが,困った状態ではある.
綺麗な種なのだが.
2012 .5.22
ニホンマムシとアオダイショウの幼蛇
The child of Gloydius blomhoffii and Elaphe climacophora.
鳥のI井部長よりニホンマムシ幼蛇(写真)をもらいました.
まだ小さく,ツチノコみたいで可愛いですね.
アオダイショウとマムシ.
この2種の幼蛇は似ていると言われます.
マムシ.
この目が格好いいですね.
アオダイショウ.
体の模様は,並べると違いがわかりますが,野外で見ると意外とどちらか分かりません.
マムシは,体長が太短く,おとなしい個体が多いです.
しかし,疑わしい時は近寄らない.
気をつけましょう.
2012 .5.21
宇品のクロゴキブリ
Periplaneta fulignosa collected by Uzinajima.
昨年12月に広島に行った際,宇品島で採集したPeriplaneta属1齢幼虫.
ウルシゴキブリの期待をしていたが,クロゴキとなってしまった.
♀.
広島県ではまだウルシゴキブリの記録は無く,対岸の愛媛県では記録されているので,どこかにいると思うのだが.
まあ,楽しめたので良しとしましょう.
2012 .5.18
硫黄島の生物 2010年4月
The living thing of Iwo-To. April, 2010.
昨日のブログの2枚目の写真にもう一種類写っていました.
分かりますか?
薄茶のゴキブリ.
ミナミヒラタが右手に写っています.
今日はその他の生物.
シジミチョウ.
種名はわかりません.
唯一分かったのはメスアカムラサキでしょうか.
昔はチョウをやってたのですが,最近は害虫ばかりで名前忘れてしまいました.
ムラヤマムネコブサビカミキリ Prosoplus bankii.
街灯などに飛んできます.
オカヤドカリ.
全身,眼柄も赤色からすると,サキシマオカヤドカリ かもしれません.
このときはこの種が沢山いました.
次回は6月頃.
2012 .5.17
硫黄島のゴキブリ 2010年4月
The cockroaches which inhabit Iwo-To April, 2010.
また事務所を移動しまして,広くなったのですがゴキ世話が遅れがちになっております.
そこで,2年前訪島した硫黄島での4月に観察したゴキブリ.
いずれもオガサワラゴキブリ♂成虫.
昼間は土中に潜んでいるが,夜になるといたるところで地表に出ているのを見かける.
しかし,♀は見かけない.
ワモンゴキブリ.
硫黄島にはオオヒキガエルが生息していない.
そのせいか,夜間路上で見かけるワモンゴキブリも父島より明らかに多い.
花に来ていたヒメチャバネゴキブリ.
ゴキブリを観察するのは夜に限ります.
2012 .5.16
博多&トイザラスおもちゃ
Hakata & the toy currently sold at Toys ” R ” .
今日は博多に日帰り出張してきました.
風邪で声が出ない,なのにTV取材.
九州朝日放送の西田さん,内村さん,スタッフの皆さん,関係者の皆さん,有難うございました.
内容は放映されてからお知らせします.
さて,先週末久しぶりにトイザラスに行ってきました.
その成果.
ついでにハエも.
ゴキブリ(大)とハエは「のびーるインセクト」3歳以上.
の商品.
3歳以上でよかったです.
歳を取るのもたまには良いですね.
ゴキブリ(小)はゼンマイ駆動で動く仕組み.
お気に入りは,ゴキブリ(大).
南米のMegaloblatta blaberoides を思わせる大きさと出来.
価格もこの時は200円ほど.
欲しい人は売り切れないうちにどうぞ.
2012 .5.15
ケナガコナダニ
Tyrophagus putrescentiae
卓上Zoo のヒメヒョウホンムシタッパーが粉吹いていた.
こうなると,肉眼で見える.
蓋の内側.
中の飼料.
幸い,虫体はピンピンしていたので別容器にセットしなおす.
産卵しているかもしれないが,これは廃棄とする.
2012 .5.14
ゼブラゴキブリの交尾
Mating Eurycotis decipiens.
縞々だとゴキブリに見えにくいと思いませんか.
こちらの方がゴキブリらしい.
2012 .5.11
イエダニの大きさ
Size of Ornithonyssus bacoti.
クマネズミの外部寄生虫をしらべていたら,巨大なイエダニ発見.
血を吸って丸々としている.
矢印二つがイエダニ大と小.
1mm超えている.
以前の飼育室はこのイエダニが大発生していて,こんなのがごろごろ.
作業すると,手に登ってくる虫体が目視で確認でき,パンツゴム下,など下半身をよく刺されました.
現在は根絶し,快適な飼育室になってます.
2012 .5.10
キノコ
A mushroom.
ネバダオオシロアリの餌木にキノコが出た.
オオゴキブリなどの餌木にはいつも粘菌が出る.
キノコは久しぶり.
小さく可憐なキノコである.
この時期は,室温が安定しない.
暖房が入ったり冷房が入ったりしており,その影響だろうか.
本ブログでは,キノコは2度目の出演.
2012 .5.9
チビクロバネキノコバエ発生
Bradisia agrestis occurred.
ノミバエの発生以降,双翅目の発生はなかったが,最近またキノコバエが発生した.
本種は,湿った植物質が発生源となりやすく,クワガタなどをやっている方は,ショウジョウバエ同様悩まされていると聞きます.
最初の発見は,目の前を飛んでいたから.
小さい割には目に付く虫である.
こんな感じ.
で,捕虫器を見てみると結構捕まっていました.
拡大.
こんな虫です.
発生源(侵入原因)を調べたら最近購入した昆虫マットでした.
その後,密閉袋に収納し,その後発生は見ていませんが,マットに潜り込んでいたらしばらくしてどこかのケージから大発生があると思われます.
しばらくは様子見となります.
昆虫マット購入は気を付けましょう.
2012 .5.8
手に残るシミの正体
The cause of the spot attached to the palm.
ゴキブリの世話をしていて,たまに気が付くと付いているこのシミ.
大型のヤスデを触ると,付くシミと良く似ている.
しかし,今はヤスデは殆んどいないし,触ってもいない日でも付く.
最初はEurycotis 属を触った際,あの臭い液が変色させていると思っていたが,その後,数種のEurycotiで試したが,臭いだけで色まで付かない.
その後,心当たりをいくつか当たり,やっと正体がわかった.
答えはDeropeltis属の一種.
エチオピアに生息する種のようだが,他のDeropeltis属でも試してみたら似たような液を出して色付きますね.
分泌される箇所は,腹部の気門辺りが怪しいがいまひとつ分からなかった.
この辺.
さらに,エチオピア産は,ヤスデのように目にも沁みる強烈な刺激臭を出す事に気がついた.
皆様ご注意あれ.
2012 .5.7
卓上ZOO
The small zoo on a desk.
昨日頂いたカニムシ.
サイズが小さいだけに飼育ケースも小さい.
直径4cmにも満たないケースでも,本人は広々.
その奥は,ついでに持ってきてもらった茨城産マイマイカブリ.
その左はヒメヒョウホンムシ.
逆は工場内水溜りより採集してきた環形動物.
この中で最も騒々しいのはマイマイカブリ.
カタツムリを食べるのを観察すまでは飼育しようと思うのだが.
小さい生き物は鳴く虫を除いて静かでいい.
2012 .5.2
粘着のワモンゴキブリ
Periplaneta americana captured by the trap.
ネズミの現場に入った際,天井裏で発見.
ネズミ捕獲用に設置された粘着トラップに,ワモンゴキブリが捕獲されていた.
雄成虫でまだ生きていた.
台東区某所付近は,ワモンが多い地区だが,この時期に見るとは思わなかった.
捕獲されていた成虫は皆雄のみ.
雌成虫がいれば剥がして産卵させるのだが.
暑くなったらまた探してみようと思う.
2012 .5.1
都内のドブネズミ
A brown rat in the city of Tokyo.
鳥対策GのI井部長より頂き.
都内某公園内で日中に活動していたらしい.
顔つきはクマネズミのようだが,耳や周りの糞を見るとやはりドブのようだ.
ドブということで水浴.
本当に水に入る写真は始めてだ.
水浴の目的は,流れてくる何かを狙っていたとのこと.