ゴキブログ一覧
2012 .3.30
ツチゴキブリ飼育
Breeding of Margattea kumamotonis kumamotonis
サツマツチゴキブリは毎年失敗するが,本種はこの状況で上手く言っている.
卵鞘持ちの雌.
1齢幼虫.
かなり小さい.
野外で見つける事は難しそうな大きさ.
2012 .3.29
フェモラータオオモモブトハムシ
Sagra femorata.
K田君よりもらった.
噂は聞いていたが,綺麗な虫だ.
中国南部,インド,タイなど東南アジアに分布する.ハムシとしては大型の種.
外来種で,ペット昆虫が逃げ出し定着したとも言われている.
2012 .3.28
シミ類の飼育
Breeding of silverfish.
英名ではSilverfish と思っていたが,Wikimediaによると「bookworm」とも呼ぶらしい.
シミ類の飼育は,カンザイシロアリ同様,水は与える必要ないようなイメージであったが,マダラシミを飼育した際,その言葉を信じ,水を与えなかったら簡単に全滅した.
そこで,現在は飼育環境には水の噴霧はしないが,水皿を入れるようにした.
すると,全滅しなくなった.
これは,オナガシミの容器.
タッパーで,餌はトイレットペーパーとテトラミン.
2012 .3.27
ヒメヒョウホンムシ
Ptinus clavipes.
成虫体長3mm内外.
雌雄異型で雄は細長く,雌はラグビーボール型.
従って,この個体は♀.
成虫の発生は,通常の昆虫類と違い,秋から春にかけて発生する.
ホストはネズミの糞,皮,乾燥キノコ,宇空くそう動物死体,貯穀類など.
過去に,神奈川でも,冬に大発生した記録がある.
大阪の営業所から送られてきた.
喰いそうな物を入れ,放置.
同じヒョウホンムシ科のニセセマルヒョウホンムシGibbium aequinoctialeは飼育下でも容易に増やす事ができるが,本種は入手自体がまれである事も含め,飼育している人は少ないだろう.
2012 .3.26
門歯の異常
The abnormalities of a incisor.
下顎の門歯が1本無いと思ったら,上顎の門歯も可笑しな伸び方をしている.
元気そうなので,しばらく様子を見る.
2012 .3.23
セスジシミ
Ctenolepisma lineata
シミ類は,死亡すると乾燥状態では縮んでしまい,標本にする気がなくなる.
たまたまこの個体は,直後のように良い状態で発見されたので,写真が取れた.
今の事務所に越してきた時に採集して,繁殖を試みたがダメであった.
現在シミ類は,非常に少なくなり,見る事も無くなりつつある.
一応害虫なので,保護せよとは云わないが,見つけたら捕獲して飼育するのも楽しいと思います.
餌はトイレットペーパーを良く食べます.
2012 .3.22
Blattellidae spec. Mauritius飼育
Breeding of the Blattellidae sp. Mauritius.
最初,容姿から判断してマットレスの状況で飼育していたら,滅んだ.
そこで,国内野外種のように,マットを入れたら増え始めた.
2012 .3.21
ワモンゴキブリ,トビイロゴキブリ幼虫の尾肢の違い
The difference in the cercus of the larva of Periplaneta americana and a P. bruunea.
ゴキブリ類の幼虫形態は皆良く似ている.
この2種も同属なので似ている.
しかし,種が違うので違いは必ずある.
トビイロ尾肢,横.
ワモン尾肢,横.
トビイロ尾肢,正面.
ワモン尾肢,正面.
似ているように見えるが,正面から見ると姿勢が違う.
個人的にはトビイロが直立していて好きですね.
2012 .3.19
Archiblatta hoevenii end.
Archiblatta hoevenii end..
主のいないプラケを放置していても,邪魔なので中の卵鞘を調べて見た.
形は申し分ない.
しかし,皆スカスカであった.
これにて本種は終り.
2012 .3.16
赤いダニ その後
Red ticks . After that.
何を食べているか全く分からなかった.
死んでいく時は,体が縮んでしまうが,赤い皮膚は鮮明な色のまま土の中に残る.
結局,謎のまま終わった.
2012 .3.15
グロウスポットローチ大繁殖
Large breeding of Lucihormetica verrucosa.
ゴキブリの中でも屋内害虫種は,単独で飼育するより,集合させて飼育した方が成長が早い事は知られている.
野外種はどうかというと,そういった研究はあまり見た記憶が無い.
野外に生息する種を採集しても,一箇所に集合しているのは見た事が無い.
したがって,単独を好む傾向が強いのかも知れない.
本種も野外に生息する種だと思うので,1匹当たりの生活範囲は個体同士が触れ合う環境ではないだろう.
従って,こんな環境は好まないとは思うが,増えだすとこんな感じで増える.
本当に飼育しやすい昆虫である.
人類が食糧難になったら,やはり心強い友になるのでは.
2012 .3.14
マダゴキ類の寿命
The life of Madagasscar hissing roach.
インボイス Gromphadorhina portentosa “normal”
の謎の種(♀).
2009年10月に私の所に来て既に2年と5ヶ月.
最初はペアだったが,雄は1年ぐらい前に他界.
成虫で到着したので,成虫寿命は900日以上.
ワモンゴキブリの寿命が200~700日.
それよりははるかに寿命が長いようだ.
オオクワガタ並みの寿命である.
雌のみだが,そのうち産むだろうと思いつつ,全く産まない.
2012 .3.13
Archiblatta hoevenii 残された卵鞘
Ootheca to which Archiblatta hoevenii was left behind.
この写真では,4個卵鞘が分かる.
いかにも孵化しそうな卵鞘だが,たたくと乾燥した音が響く.
他にもあるだろうが,孵化する気配が無い.
2012 .3.12
Archiblatta hoevenii 最後の時
At the time of the last of Archiblatta hoevenii.
過去のブログによると,昨年の7月以前に羽化した♀.
いくつも卵鞘を生んでくれたが,未だに孵化しない.
そしてついに,生きてはいるが,動けない状態になっていた.
本当に良い経験をさせてもらった.
2012 .3.9
うじゃうじゃ シール2 ゴキブリ40匹
“Uzyauzya” Seal 2 40 cockroaches
都内の事務員さんに頂いた.
40匹以上いると思い,パッケージから出すと台紙にも印刷されていた.
数えるとちょうど40匹.
全4種.
これはアトロポスBlaberus atropusでしょうか.
と思いきや,裏面に同定してあり「オオメンガタゴキブリ」とある.
という事はB.giganteus なんでしょう.
絵が不鮮明で良く分かりませんが,B.discoidalisあたりではないかと.
これも裏面の同定では??クロゴキブリ??
これは似てい,誤同定.
これはお馴染みオオゴキブリ.
当たり.
ヤエヤマオオゴキでなくて良かった.
一瞬キスジ?結構マニアック!と思ったが,良く見るとチャバネゴキブリでした.
しかし,裏面同定ではモリチャバネゴキブリ!
あえてチャバネを否定している所が良くわからない.
いたずら的に使用するとこんな感じ.
しかし,なぜモリチャなんだろう.
購入先は上野駅前の有名なおもちゃ屋で,購入者いわく,結構売れていたそうです.
2012 .3.8
ユーカリ
The eucalyptus found at the roadside.
昨日,車で新木場駅に向っていて気がついた.
道端にユーカリが無数に植林されている.
写真では分からないが,葉は丸い形をしているようだ.
遠めに見て,ユーカリと判断する特徴は,樹皮が白っぽく見える事.
そして,樹高が高い事.
百日紅なども,つるんとしていて同じ様な印象がある.
私が使っている葉は細長い.
今度拾ってきて,使ってみようと思うが,農薬,放射能,好みに関しては未調査なので,使う際は,自己の責任において使って下さい.
2012 .3.7
卵胎生の残念な奇跡
The regrettable miracle of egg development in the womb.
卵胎生ゴキブリによく見られる脱保育嚢だと思った.
すでに♀親は死亡していた事から,標本にする為一時的にエタノールに入れて置いたのだが.
数週間後に見て絶句した.
卵鞘は体内に保持していたようだ.
しかも生きていたらしく,幼虫がエタノールの中で9匹,死亡していた.
ショックです.
ケージ内をあさってみると.
成虫はこの3匹のみであった.
またショック.
2012 .3.6
ワラジムシ類の床換え
Cleaning of the breeding case of sow bugs.
亜熱帯に生息する丸くなるワラジムシケース.
タッパー蓋の上部に穴を開け,メッシュの金網を貼り付け,さらに紙製のシートを貼ってある.
小型種を入れて置くには,場所も取らず,乾燥も防げて便利.
国内のヤスデ類なら,これで累代できる.
朽ち果てたマット.
小さな幼体.
これを適当に拾い,新しいマットを入れたタッパーに移す.
残った土はレンジで「チン」して処分.
最後にモクマオウの腐葉土をふりかける.
この状態が,2枚目の写真のようになる.
杉の落葉などを与えた事があるが,食べたのを見た記憶が無い.
モクマオウは,無くなる事から,少しは食べていると思われる.
2012 .3.5
ワラジムシ類の床換え
Cleaning of the breeding case of sow bugs.
亜熱帯に生息する丸くなるワラジムシケース.
タッパー蓋の上部に穴を開け,メッシュの金網を貼り付け,さらに紙製のシートを貼ってある.
小型種を入れて置くには,場所も取らず,乾燥も防げて便利.
国内のヤスデ類なら,これで累代できる.
朽ち果てたマット.
小さな幼体.
これを適当に拾い,新しいマットを入れたタッパーに移す.
最後にモクマオウの腐葉土をふりかける.
この状態が,2枚目の写真のようになる.
杉の落葉などを与えた事があるが,食べたのを見た記憶が無い.
モクマオウは,無くなる事から,少しは食べていると思われる.
2012 .3.2
ボーセリンローチ羽化
Emergence of Gyna lurida.
黄色の次は,白いGyna lurida.
な訳はないですね.
羽化直後です.
2012 .3.1
ジャワのカンザイシロアリ
The dry-wood termite of Java.
家具から見つかった.
こういったものを入手できるのは,PCOならでは.
セントリコンのデバイスに数匹入れたのが2010年秋.
生活臭が全くないので,材を割ったら出てきた.
うれしいですね.
コロニーが大きくなったら同定しようと思う.