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2011 .3.8
手乗りクマネズミ
クマネズミは,ラットやマウスと違い,実験動物として固定できていない.
なぜ出来ないかと云うと,生まれ持った臆病さからくる逃走技術にある.
少し驚かすと,子供の頃より毎日ハンドリングした個体も,脱兎のごとくいなくなる.
また,狭所での繁殖が難しい事.
たまにハムスターを飼育する様な狭いケージで交尾・産仔までする個体もいるが,人の気配を感じると,食ってしまったり,育児放棄したりする.
また,今となってラットやマウスで事足りている事もあると思う.
そんな中,まれに,触られても動じない個体が存在する.
体重は100g越えており,立派な成獣.
しかも,ハンドリング等の慣らしは全くしていない.
名前こそ付けていないが,おとなしい.だからかわいい.
他の同腹の個体は,手で持とう物なら当然噛み付いてくる.
手の上では居心地悪そうにして入るが,こんな感じ.
首を掴んでも無抵抗.されるがまま.
どんな状態かと言うと,こんな感じ.
これを固定していけば,たぶんラットのようにおとなしい個体ができると思われる.