ゴキブログ

2022 .2.4

ヤネホソバの皮膚炎

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Dermatitis caused by Eilema fuscodorsalis

ここ1年ほどヤネホソバを追っかけていますが,幼虫採集するときは素手で行っています.
すでに100匹以上を指でつまんでいますが,一般的に言われる痒みは出たことがありません.
まあ,おっさんの老化した指先は毒針も歯が立たないとは思っていますが,本当に痒くなるのか疑問に思っていました.
先日,某会議でN秋先生の講演を見て思い付き,たまたまフレッシュ個体が入手できたので実験しました.

手はどう見ても反応出そうもないので,まだ柔らかそうな前腕部に毛を押し当ててみました.
10秒ほどピンセットでニュルニュルもみもみ押し付けます.
ヤマビルの時もそうでしたが見ている箇所に神経が集中するのかチリチリかすかな痛みがあります.

3~4分ほどして少し痛た痒くなってきました.
しかし,おっさんの腕はシミや血行不良やらでわずかな炎症は形として見えないですね.

それ以上することないので毒針の撮影.

針の根元に黄色い球状の膨らみがあります.
毒々しいですね.

抜いてさらに拡大.
球状の中に毒でもあるのでしょうか.
そうこうしているうちに20分ほど経過しましたが,痒みは収まりました.
数日後変化があればお知らせします.
なければこれで終わり.

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