2009 .7.31
トルキスタンゴキブリ 爪間板
餌昆虫としてマダガスカルゴキブリの座を奪った感のある本種.
他にも餌ゴキブリとしてはアルゼンチンゴキブリ(デュビア)等があるが,
マダゴキと同じく卵胎生.
初齢幼虫を集めるのも大変である.
そして硬い.
それに比べ本種は卵鞘を生むので齢数管理がし易い.
また,1齢幼虫は小さく,
爬虫類ハッチベビーから国産サソリなどの小型種の餌さとしてちょうど良い.
卵鞘を集めておくと孵化した幼虫を集めるのも楽である.
また,最大の特徴はプラケなどのケースを登らない事.
これはトルキスタンゴキブリ脚先.
ゴキブリが垂直面を登るのは,爪間板と呼ばれる器官が発達しているためであるが,
本種はそれが退化(進化?)しており,脱走の心配が少ない.
こちらは左がワモン,右がイエゴキ.
爪の間の白いスライム状のものが爪間板.
これを吸盤のように垂直面に張り付かせ登っていく.
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