2014 .9.11
チャイロゴキブリ
カテゴリー:チャイロゴキブリ
Pycnoscelus niger
一時期,飼育不備で幼虫数匹まで減ってしまったが,現在数えられない状態まで増えた.
本種は,朝比奈(1991)によると,ネパール,スマトラ産の♀と類似していることから,それらの♂成虫と,八重山産のオガサワラゴキブリの♂成虫を比較し,Pycnoscelus niger としている.
飼育するとわかるが,本種は雄が発生しない.
つまり,単為生殖を行っている.
と言う事は,ネパール,スマトラ産はオガサワラゴキブリでいうチャイロのindicus,八重山産はsurinamensis になる可能性がある.
幼虫1匹からでも累代できるというのは,単為生殖種ならではである.
初めまして、毎度楽しみながらブログ拝見させていただいております。
唐突で申し訳ないのですが、チャイロゴキブリというのは日本のどの辺りに生息するゴキブリなのでしょうか。石垣島の他に与那国島などにもいるものなのでしょうか?是非返信いただきたく存じます
lucyさん
こんばんは
現在報告されている記録では石垣島・西表島だけです.
与那国では報告ありません.
しかし,ゴキブリの研究は遅れており,与那国にもいる可能性はあります.
もし発見されたのなら,学会に発表しませんか.