2007 .12.4
ゴキブリ飼料に発生するダニその3 ダニの交尾,卵
カテゴリー:ダニ類
ケナガコナダニの交尾である.
集団で飼育が可能な生き物は,結構簡単に観察できる.
しかし,小さいので何処でも見られるという物でも無いかも知れない.
コナダニ類やチリダニ類は一般家屋内には普通に生息しており,生息数が異常に増えるとツメダニ類が繁殖し,人が刺される被害が出る.
しかし,近年ウール絨毯や藁床畳の減少により,以前に比べるとその発生は減ってきている.
近い将来,ヒトノミや人回虫のように日本では絶滅に瀕する種になる可能性もあるのでは.
下がその卵.
黒い線と線の幅が定規の1㎜である.
ダニも小さいが,卵はやはりもっと小さい.
でも,卵の格好をしているのは確認できる.
今晩は、(此処では)初めまして。
いつも楽しみに拝見させていただいています。
ダニ類は生活史やら面白く、本は読むのですが、コナダニは本当にヤなものでなかなか冷静に見ることができません。でも、交尾の姿には見入ってしまいました。
ところで、コナダニってムーンウォークのように、一定速度で動き回るさまは特徴的な動きのような気がしますけど、他のダニ類でもそうなのでしょうか?
はじめまして.
コナダニの歩き方がムーンウォークと言う見方は,考えても見ませんでした.チリダニ類も同じような歩き方をすると思います.また,昆虫奇生性のダニも似ています(ダニの歩行リズムに関する話題は聞いたことが無く,面白いです)しかし,ツメダニの歩行は落ち着きなく,見ていてダニらしくない感じがしました.
今後ともよろしくお願いいたします.
はじめてコメントします、ヨシカワです。
気が向いたときに拝見してます。(失礼)
ダニは卒論テーマで少しかじった程度ですが恥ずかしながらコメントに挑戦します。
歩行の速さは、速い順に
ツメダニ > ケナガコナダニ > ヒョウヒダニ(チリダニ)
でした。あくまで私の主観ですが。
ツメダニ(ミナミorフトどちらだったかは忘れました。)はすばしっこくて微針で採るのに苦労した記憶があります。
ケナガコナダニも速いですが、ツメダニほどではありませんでした。
ヒョウヒダニ(チリダニ)は、かなりのノロマヤさんでした。
ヨシカワさん,こんばんは.
ミナミの生きている状態は見たことが無い為,何とも言えませんが,塵性ダニを捕食するぐらいですから,ツメダニ類はすばやい動きをするのでしょう.
ケナガとヒョウヒダニの違いは気が付きませんでした.
今後もよろしくお願いいたします.