2020 .9.2
オガサワラゴキブリ類の管理
Management of Pycnoscelus spp.
わが国に生息する本属は,両性生殖を行う Pycnoscelus indicus と 単為生殖のP. surinamensis,P. nigerがある.
生態はよく似ており,単為生殖する種の方が飼育は圧倒的に楽.
私の所では両種含めて20産地ほど飼育している.
管理は簡単とは言えマットを使っているのでこれの管理がいまいち難しく,ある劣化域を超えるとあっという間に幼虫が死に始める.
原因は乾燥なんだがことは簡単でないのである.
この,粉状になったヤシガラ.
これが多くなるとダメ.
この状態であれば,
加水して混ぜてしばらく持つが,少し見過ごすと10匹程度まで減っていることもたまにある.
ニンジンとリンゴは水切らしてごめんの気持ち.
今回は,やはり1ケージ見つかった.
虫体を集めてプラカップに移し,これもごめんのニンジンとリンゴを入れ,事務所の特別室でしばらく管理する.
この時,単為生殖なら数匹でも生き延びれば結構何とかなるが,両性生殖だと終わる確率が高い.
1匹だと完全Out.
コメントを残す