2007 .12.18
イエゴキブリ成虫
イエゴキブリ Neostylopyga rhombifolia (Stoll)
ゴキブリ科イエゴキブリ属.
Family Blattidae
Genus Neostylopyga Shelford
日本にはイエゴキブリ属は本種しか生息していない.
海外を見渡すと・・・・やはり見あたらない.
だいぶ前に登場したが,もう少し詳細を見てみたい.
本種の分布は奄美大島,与論島,沖縄本島,宮古島,石垣島などの南の島の限られた場所での発見で,現在でも生息しているかはよく判らない.
現地でも非常に発見が困難な種と聞いている.
前回も書いたが,他の大型ゴキブリ(ワモンやクロ等)に比べると骨格がもろいようで,簡単に肢が取れてしまう.
また,フラッシュをたいて撮影した影響もあるが,大変色白で温室育ちのか弱きゴキブリに見える.
それ故,他の日焼けした屈強なワモンやコワモンにいじめられ,
害虫として定着しきれなかったのではないだろうか.
左の大きい方が♀,右が♂.
同じく左の大きい方が♀,右が♂.
本種も雌の腹部はふっくらとしており,外見だけでも区別が付く.
イエゴキ、卵は産むんですが
孵りません・・・。
こちらも孵りません.
同じ時期かと思います.
コワモンはもう孵ってるのにね・・・。