ゴキブログ一覧
2025 .3.27
キスジゴキブリ産卵
Centrocolumna striata striata egg laying.
月初に羽化が始まった本種.
産卵してました.
卵鞘を見る限り「悪くない」です.
キチャバネゴキブリは今のところ順調に飼育できています.
ヤエヤママダラと違い,沢山幼虫が出ると累代はうまく回る気がするのでこちらも沢山産んでくれると良いです.
2025 .3.26
Pseudoglomeris magnifica終齢幼虫の雌雄
Male and female subgenital plate final instars of Pseudoglomeris magnifica.
脱皮殻です.
並べてみると腹端部の形状が2種類あります.
左側の2匹が♂終齢幼虫.
右の1匹が雌終齢幼虫.
違いは分かりやすいです.
♂拡大.
♀拡大.
2025 .3.25
モンキーポッド挿し木2
Monkeypod cuttings 2
前回の挿し木は見事全て腐ってしまいました.
普通の土に挿してはダメのようです.
そこで今回は,ミズゴケに挿してみました.
今度は根が出ると良いのですが.
カット後のモンキーポッド.
今回は癒合剤が見つかったので大事大事に塗りました.
2025 .3.24
トビイロゴキブリとワモンゴキブリの孵化後の違い
Differences between Periplaneta americana and P. brunnea after hatching.
ちょうど両種の同一保管状態での孵化があった.
左がワモンゴキブリ,右がトビイロゴキブリ.
ワモンは卵鞘の周りでおとなしくしているが,トビイロは容器内を走り回っている.
どうも,ワモン若齢幼虫はツル面苦手のよう.
タフさから言うと,ワモンが圧倒的に勝ると思うが,若齢幼虫ではトビイロがカッコイイ.
2025 .3.21
キョウトゴキブリの生活
Life of Asiablatta kyotensis
やはりゴキブリは過密が快適のようです.
シェルター内.
移動.
快適++.
2025 .3.19
コーヒー満開
Coffee flowers in full bloom
昨年は引っ越しの影響か花をつけたという記憶がないほど咲かなかったのですが,今年は最多と思ったら次から次へ蕾が出てきました.
植物のコーヒーの和名ってコーヒーノキだったんですね.
属名は Coffea.
以前調べたと思うのですが物忘れが良くなり改めて安直な和名に驚きました.
置き場所が西側なので良くないのですが,外に向けて茂った枝は満開となりました.
年末頃はコーヒーが飲めるかもしれません.
葉はゴキブリシェルターに使えるので重宝しています.
2025 .3.18
ワモンゴキブリの卵鞘
Periplaneta americana oothecae
いろんな実験をしていると変わった卵鞘に遭遇する.
以前も似たような形態の卵鞘はご紹介したが,やはりたまに起きる事のようです.
2連結.
色薄.
孵化しないと思うがとりあえず保管.
2025 .3.17
Paranauphoeta basalis
Paranauphoeta basalis
飼育再開しました.
今のところ幼虫も産まれています.
今回入手した個体の累代は分かりませんが,前回はF2以降で滅んだのでこれからが本番.
油断大敵です.
2025 .3.14
Periplaneta banksi孵化した
Periplaneta banksi hatched.
Periplaneta続きですが,本種は幼虫で死亡するのではなく孵化しない病?
で入手してから毎回F2以降でおかしくなる.
今回も孵化しない.
現在,この成熟成虫個体群と若者成虫個体群に分けてあり,こちらは前者.
半ば期待は若者成虫個体群に行っていたのだが,孵化してました.
数はまだ1卵鞘分のようですが,全滅は免れました.
本種の飼育は,最初に飼育したときクロゴキブリと同じような環境で飼育できていたので,それを継承して乾燥気味で飼育しているが,これが間違っているのかもしれない.
それと,普通増えてくると各齢数が混ざり合うが本種はステージが揃ってしまうので,どこかで途切れるとそれでおしまい.
この辺はスズキゴキブリにも似ている.
見た目がクロゴキブリに似ているからクロゴキブリと生態が似ているとは限らない.
思い知らされます.
ようは乾燥はダメということでしょう.
この幼虫たちのセットは変えていこうと思います.
2025 .3.13
トビイロゴキブリの惨状
Periplaneta brunnea devastation
実験に使うため,昨年頂いたあるコロニーですが,幼虫の死亡率が高く成虫の出現率が低下している.
この中央にいる幼虫はまだ動くがこうなると時間の問題.
この系統は以前も卵鞘殺菌して孵化させているので,正常な個体群は維持できているのですが,それを実験に使うにはまだ1年近くかかるはず.
なので,ケージ交換で出てきた卵鞘を再び殺菌しました.
とりあえずこれらを実施.
適度に希釈した次亜塩素酸ナトリウム(ハイター).
ピンセットで「しゃぶしゃぶ」ぐらいの時間をくぐらす.
1回ごとにティッシュで殺菌剤を除去し,卵鞘に付着したゴミをふやかし取りながら5回ほど「しゃぶしゃぶ」.
終わったら樹脂容器に入れ保管.
これをさらにカップ仕入れて湿度を高めに維持しながら30℃前後で保管します.
2025 .3.12
タマヤスデ
Pill millipedes
大きな容器に移したので安心して放置し過ぎました.
腐葉土は半分に減り,砂漠乾燥の一歩手前でした.
ここまで乾燥させたことなかったので,半分諦めで掘ってみるといましたいました.
後数日放置していたらダメだったかもしれません.
ちょうど脱皮中だったか繭を作って耐えている個体もします.
80匹ほどの虫体を見つけること出来ました.
ついでにヤンバルトサカヤスデも見ると同様.
2匹生存.
雌雄確認してませんが写真から第7胴節からはえる脚の数に違いがありそうなので雌雄あるかと想像.
こんな感じで移し終わり.
腐葉土いろいろ使いましたが,今のが保存性や与えてからの劣化具合などちょうど良いです.
銘柄は今度購入したらご紹介します.
2025 .3.11
久米島産サツマツチゴキブリ
Margattea satsumana collected in Kumejima Island
♂の死骸が出たので早速同定しました.
後翅の大きさや腹部斑の状態では決め手にならないので,交尾器を確認しました.
一晩適度な濃度の水酸化カリウム溶液に入れ腹腔内のたんぱく質などを溶かします.
透明になった胸部.
肛下板末端片.
L3と呼ばれる生殖鉤.
腹部中央にある生殖鉤.
もう一つあるはずが見つからない.
詳しい形は
Hayashi, K. (2024). A new species of the Genus Margattea (Blattodea: Pseudophyllodromiidae) from Yonaguni-jima Island, the Ryukyus, Japan. Zootaxa, 5523(3), 363-372.
に掲載されており参考になります.
もしかしてこの新種ハラグロツチゴキブリだったらすごいと思いましたが,そうではなさそう.
残念.
2025 .3.10
クビキリギリスの恐怖
The Terrifying Euconocephalus thunbergi
今頃成虫がいたので驚いて調べたら,本種は珍しく成虫越冬することが分かった.
本種には,昨年の夏に素手で捕まえたら咬まれて出血と激痛を食らったので嫌いではないが捕まえるときは警戒する種.
この口が
こうなるともう恐怖.
ゴキブリはどんな種でも素手で触るが,こいつだけは厚手の作業用手袋着用.
撮るだけ撮って外に返しました.
2025 .3.7
久米島産ヒメマルゴキブリを小プラケに移設
Kumejima Perisphaerus pygmaeus moved to a small breeding case.
元々♀成虫が複数いたので増えるのが早かったです.
カップの中は糞や脱皮殻が多く溜まっています.
まず使っていたシェルターのゴミを落として虫体ごと移します.
追加のシェルターと葉を入れ終わり.
飼育が簡単になりました.
それと,ゴキブログチャンネルが更新されました.
今一つ私がYoutubeと連動で来てなく,コメント頂いても気が付かないのであまり気にしないでください.
2025 .3.6
ウスヒラタゴキブリ床替え
Cleaning of the breeding case of the Megamareta pallidiola
炭カル突破が止まりません.
こうなると,ケージ交換するにも少し刺激しただけで逃げ出します.
そこで登場が養生テープ.
このように貼るとさすがに突破できる虫体はいません.
そして新しいケースに枯葉シェルターを移します.
枯葉は隙間に糞や死骸などのゴミが溜まっているので葉を裏返したり軽くたたいたりして落とします.
そして最後に虫体移して終了.
2025 .3.5
クロツヤゴキブリ産卵開始
Melanozosteria nitida began to lay eggs
♂成虫.
♀成虫.
まさにクロツヤですね.
とくれば卵鞘.
この細長い卵鞘は科が違うAnallacta methanoides に雰囲気が良く似ています.
あと本種の特徴として刺激したときに出す臭気.
こんなにすごいとは思わなかった.
Eurycotis floridanaによく似ています.
これがなければハンドリング楽しいですが結構きつい匂いです.
2025 .3.4
コウガイビルに出来た瘤
A bump on a Hammerhead flatworm
長年飼育している個体です.
産卵は1シーズンしただけで以降無くなりました.
交尾しないとダメなんでしょう.
室温で飼育しているのでエサ入れるとすぐ食いつきます.
今回も,「大きくなったな」と感心しつつ大きめのカタツムリを入れ,食べてくれたのですが背中(背面)に瘤が出来ました.
横から.
結構大きく,今まで見た記憶がありません.
裏からみると,ちょうど瘤の裏あたりに粒粒したものが見えます.
これが時間の経過とともに小さくなったり大きくなったりを繰り返しています.
瘤発見から2時間後.
小さくなりました.
消化したのかと思ったのですが,さらに2時間後.
また膨らんできました.
最終的には無くなりましたが謎多き生き物ですね.
現在の幅は約10mm.
可愛いいというか,興味深いというか.
ホントに不思議な生き物です.
2025 .3.3
キスジゴキブリ羽化開始
Centrocolumna striata striata begin hatching
当部のN代君が採集してきたキスジゴキブリ幼虫の羽化がはじまりました.
まだ色がついておらず白っぽいです.
こちらは終齢幼虫.
こちらは色ついた成虫.
こんな感じで飼育しています.
キスジゴキブリは,キチャバネと同じ理屈と思っていましたが,そう簡単にはいかなかったのでもう一工夫してみます.
2025 .2.28
ヤエヤマサソリ
Liocheles australasiae
単為生殖で結構適当な飼育で維持できていたので安心していたが,大分前に幼虫1匹だけとなり気持ちを入れ替え管理した結果.
多分成虫で,脂肪ものりムチムチ状態になってきました.
まだ出産するまで安心できませんが何とか先が見えた.
餌も小さなゴキブリを餌場から飼料ごと摘まんでサソリ飼育ケースに叩いて投入.
産仔楽しみです.
2025 .2.27
Hemithyrsocera palliata
Hemithyrsocera palliata
成虫の羽化と産卵がひと段落した状態.
昨年6月に幼虫で入手してそれらは成虫になり産卵,孵化した幼虫がさらに成虫になり今死亡している状況.
1サイクル5か月程度.
成虫寿命は2ヶ月?
小型のゴキブリなので寿命は短いのは理解できるが,国内の小型種よりさらに短いような気がする.
データ取らなかったので,感覚的な話で申し訳ない.
で,水容器があまり見たことのない状態になってしまった.
容器の水苔ごと卵鞘もいくらかありそうだがカビが嫌なので全て破棄.
綺麗な水苔にまた産卵をしてもらいましょう.
ちなみに,ミズゴケは熱湯で殺虫しております.
2025 .2.26
屋久島のワモンゴキブリやっと産卵
Periplaneta americana collected in Yakushima Island finally laid oothecae
成虫になって数か月.
通常は遅くても半月あれば産卵するのだが全く産む気配なく,交尾しない?
雄不良?
など考えていたが,ワモンゴキブリは単為生殖でも2~3ヵ月あれば産卵することが多いので原因がよくわからない.
しかし,やっと産卵開始.
数日前やっと1個目産んだと思ったら立て続けに2個目も産卵.
しかも,色が薄かったり潰れたりしておらず,有精卵に見える.
嬉しいうれしい.
2025 .2.25
Eucorydia linglongのダニ
Mites in a Eucorydia linglong breeding case
以前飼育していたE. forcepsにも発生して駆除に手間取ったが,最近入手したE. linglongにも出てしまった.
このダニは,半年近く飼育室では見ておらず,現在は根絶できていると考えている.
早めに駆除したいと思います.
2025 .2.21
コマダラゴキブリの食
Rhabdoblatta formosana food
大量死もなく成長しています.
タッパー外へ出ると登れなくなるのか外で死亡する個体はいます.
餌の消費量はW飼育に比べると個体数が多い分目に見えて分かるようになってます.
この多肉植物ですが,意外と食べます.
下は通常の茎,上が葉が食べられてなくなった茎.
新しいものにはすぐ手を出す本属ですが,これは継続して消費しています.
いろいろ入れてみないとホントわからないですね.
2025 .2.20
久米島産サツマツチゴキブリ
Margattea satsumana collected in Kumejima Island
昨年9月に頂いた幼虫が成虫になりました.
前翅に光沢があり短くいわゆる革質です.
まだ正確には同定してませんがサツマツチゴキブリだと思います.
性別もこの写真からは分かりません.
時間あるときに確認したいと思います.
2025 .2.19
ヒメクロゴキブリ炭カル突破
Chorisoneura nigra nymphs go beyond calcium carbonate.
メンテナンスのたびにこの状態が続いています.
こちらはふたに挟んでいる防虫紙に張り付いた若齢幼虫.
炭カルの段差に脚が乗っても体重が軽すぎて軽々登ってしまうようです.
シェルターもかなり汚れているので掃除しました.
水場に産んだ卵鞘.
餌容器も汚れてます.
本種は与えた餌を端から食ってくれるのでうれしいですね.
終わりました.
新品にしましたが,すでに炭カルの上を歩いている個体がいます(笑).
2025 .2.18
Therea olegrandjeani卵鞘
Therea olegrandjeani 卵鞘
そろそろ成虫の産卵がひと段落してきました.
そこで恒例の卵鞘回収をしました.
篩で卵鞘だけ集めました.
これに少し湿ったヤシガラを入れ,乾燥気味に保管します.
ついでに死骸を取り除き,成虫と取り分けで余った卵鞘を戻しヤシガラ入れ小プラケで余生を過ごしてもらいます.
2025 .2.17
Megaloblatta sp.
Megaloblatta sp. Specimens
やっと入手しました.
デカいですね.
92mmありました.
雄です.
これで卵生ですから卵鞘もさぞかしデカいことでしょう.
国内でも飼育している人がいる(いた?)と聞いたことあるのですが,その後音沙汰ないのでダメだったのかもしれません.
文献そろえてキチンと同定する予定です.
2025 .2.14
Decoralampra fulgencioi床替え
Cleaning of the breeding case of the Decoralampra fulgencioi
なんとなく増え方に陰りが見えてきた気がした.
この予感は結構大事.
と言う分けで,大掃除実施.
雌成虫.
問題は幼虫がどれほどいるか.
ケース底の若齢幼虫死骸.
いや~まずいまずい.
このタッパー内にどれだけいるか.
まあまあ,様々な齢数の幼虫がそこそこはいるようだ.
新しいタッパー組んで,終わり.
悔いのない飼育をしましょう.
早め早めの気づきが大事です.
2025 .2.13
コウガイビルの近況
hammerhead flatworm’s recent status
こちら来てちょうど3年になりました.
すでにこの大きさですから多分4歳になると思います.
寿命がないとも言われてますがまだまだ食欲ありますね.
2025 .2.12
Byrsotria fumigata
Byrsotria fumigata
2020年の記事でBy.fumigataとしているのはどうもBy.rothiだと思われます.
現在,飼育していないので確認しようがないのですが,今回ご紹介するのがBy.fumigataのようです.
♂は2型が出ます.
こちら.
そして♀.
雌はByrsotria属どれも雰囲気似ています.
もう一度違いを確認したいです.