ゴキブログ一覧
2025 .2.28
ヤエヤマサソリ
Liocheles australasiae
単為生殖で結構適当な飼育で維持できていたので安心していたが,大分前に幼虫1匹だけとなり気持ちを入れ替え管理した結果.
多分成虫で,脂肪ものりムチムチ状態になってきました.
まだ出産するまで安心できませんが何とか先が見えた.
餌も小さなゴキブリを餌場から飼料ごと摘まんでサソリ飼育ケースに叩いて投入.
産仔楽しみです.
2025 .2.27
Hemithyrsocera palliata
Hemithyrsocera palliata
成虫の羽化と産卵がひと段落した状態.
昨年6月に幼虫で入手してそれらは成虫になり産卵,孵化した幼虫がさらに成虫になり今死亡している状況.
1サイクル5か月程度.
成虫寿命は2ヶ月?
小型のゴキブリなので寿命は短いのは理解できるが,国内の小型種よりさらに短いような気がする.
データ取らなかったので,感覚的な話で申し訳ない.
で,水容器があまり見たことのない状態になってしまった.
容器の水苔ごと卵鞘もいくらかありそうだがカビが嫌なので全て破棄.
綺麗な水苔にまた産卵をしてもらいましょう.
ちなみに,ミズゴケは熱湯で殺虫しております.
2025 .2.26
屋久島のワモンゴキブリやっと産卵
Periplaneta americana collected in Yakushima Island finally laid oothecae
成虫になって数か月.
通常は遅くても半月あれば産卵するのだが全く産む気配なく,交尾しない?
雄不良?
など考えていたが,ワモンゴキブリは単為生殖でも2~3ヵ月あれば産卵することが多いので原因がよくわからない.
しかし,やっと産卵開始.
数日前やっと1個目産んだと思ったら立て続けに2個目も産卵.
しかも,色が薄かったり潰れたりしておらず,有精卵に見える.
嬉しいうれしい.
2025 .2.25
Eucorydia linglongのダニ
Mites in a Eucorydia linglong breeding case
以前飼育していたE. forcepsにも発生して駆除に手間取ったが,最近入手したE. linglongにも出てしまった.
このダニは,半年近く飼育室では見ておらず,現在は根絶できていると考えている.
早めに駆除したいと思います.
2025 .2.21
コマダラゴキブリの食
Rhabdoblatta formosana food
大量死もなく成長しています.
タッパー外へ出ると登れなくなるのか外で死亡する個体はいます.
餌の消費量はW飼育に比べると個体数が多い分目に見えて分かるようになってます.
この多肉植物ですが,意外と食べます.
下は通常の茎,上が葉が食べられてなくなった茎.
新しいものにはすぐ手を出す本属ですが,これは継続して消費しています.
いろいろ入れてみないとホントわからないですね.
2025 .2.20
久米島産サツマツチゴキブリ
Margattea satsumana collected in Kumejima Island
昨年9月に頂いた幼虫が成虫になりました.
前翅に光沢があり短くいわゆる革質です.
まだ正確には同定してませんがサツマツチゴキブリだと思います.
性別もこの写真からは分かりません.
時間あるときに確認したいと思います.
2025 .2.19
ヒメクロゴキブリ炭カル突破
Chorisoneura nigra nymphs go beyond calcium carbonate.
メンテナンスのたびにこの状態が続いています.
こちらはふたに挟んでいる防虫紙に張り付いた若齢幼虫.
炭カルの段差に脚が乗っても体重が軽すぎて軽々登ってしまうようです.
シェルターもかなり汚れているので掃除しました.
水場に産んだ卵鞘.
餌容器も汚れてます.
本種は与えた餌を端から食ってくれるのでうれしいですね.
終わりました.
新品にしましたが,すでに炭カルの上を歩いている個体がいます(笑).
2025 .2.18
Therea olegrandjeani卵鞘
Therea olegrandjeani 卵鞘
そろそろ成虫の産卵がひと段落してきました.
そこで恒例の卵鞘回収をしました.
篩で卵鞘だけ集めました.
これに少し湿ったヤシガラを入れ,乾燥気味に保管します.
ついでに死骸を取り除き,成虫と取り分けで余った卵鞘を戻しヤシガラ入れ小プラケで余生を過ごしてもらいます.
2025 .2.17
Megaloblatta sp.
Megaloblatta sp. Specimens
やっと入手しました.
デカいですね.
92mmありました.
雄です.
これで卵生ですから卵鞘もさぞかしデカいことでしょう.
国内でも飼育している人がいる(いた?)と聞いたことあるのですが,その後音沙汰ないのでダメだったのかもしれません.
文献そろえてキチンと同定する予定です.
2025 .2.14
Decoralampra fulgencioi床替え
Cleaning of the breeding case of the Decoralampra fulgencioi
なんとなく増え方に陰りが見えてきた気がした.
この予感は結構大事.
と言う分けで,大掃除実施.
雌成虫.
問題は幼虫がどれほどいるか.
ケース底の若齢幼虫死骸.
いや~まずいまずい.
このタッパー内にどれだけいるか.
まあまあ,様々な齢数の幼虫がそこそこはいるようだ.
新しいタッパー組んで,終わり.
悔いのない飼育をしましょう.
早め早めの気づきが大事です.
2025 .2.13
コウガイビルの近況
hammerhead flatworm’s recent status
こちら来てちょうど3年になりました.
すでにこの大きさですから多分4歳になると思います.
寿命がないとも言われてますがまだまだ食欲ありますね.
2025 .2.12
Byrsotria fumigata
Byrsotria fumigata
2020年の記事でBy.fumigataとしているのはどうもBy.rothiだと思われます.
現在,飼育していないので確認しようがないのですが,今回ご紹介するのがBy.fumigataのようです.
♂は2型が出ます.
こちら.
そして♀.
雌はByrsotria属どれも雰囲気似ています.
もう一度違いを確認したいです.
2025 .2.10
残った白眼ワモンゴキブリ♂
Remaining white-eyed Periplaneta americana ♂
卵鞘の側にたたずむ♂.
ペアリング後半になって正常な卵鞘を産むようになったのですが孵化しません.
いつ産んだか記録しなかったので,いつまで保管するか悩みどころ.
今のところこのケースから採卵した卵鞘がいくつか孵化しているので,この話はもう少し続きます.
2025 .2.7
第57回ペストコントロールフォーラム
57th Pest Control Forum
高知県で開催され,5~7日と行ってきました.
主催団体や協賛団体に私も所属していたり,いわゆる業界の人たちが多いのでいつものメンバーが多く集まりました.
講演の内容は,トコジラミ,マダニ,高知県の衛生動物の取り組みなど様々でした.
懇親会も豪勢で,太鼓,踊り,カツオ,地酒など楽しいひと時を過ごしました.
高知県は今まで一度も行ったことがなく,また,何度も行ける場所ではないと思い,早めに高知入りしゴキブリ採集しました.
しかし,ちょうど大寒波が来ており外は雪舞う寒さ.
事前に調べた公園が1件目から休園していたりでテンション爆下がり.
しかし,総採集時間2時間もありませんでしたが,数種類捕獲できました.
その結果はゴキブログチャンネルで流す予定です.
お楽しみにしていてください.
モリチャバネゴキブリがいた場所に生えていたマメズタ.
冬で色悪いですが夏は綺麗な事でしょう.
多くのゴキブリが採れた公園.
松にはヤネホソバが喜びそうな地衣類が付着してました.
採集風景.
2025 .2.6
クロツヤゴキブリ
Melanozosteria nitida
やっとゴキブリらしくなってきました.
右♂,左♀.
多分成虫.
クロツヤというわりにはクロゴキブリの方が艶があると思います.
でも好きです.
本種が採集されたトカラの標本ラベル見ましたが,朝比奈博士が1965年に同定しています.
しかし,日本産ゴキブリ類には入れられていません.
謎です.
まあそれはそれでよし.
飼育はこんな感じ.
2025 .2.5
ヨウランゴキブリダニ大量発生だけど大丈夫
Shelfordina orchidae breeding case has a lot of mites, but they’re fine
水容器周りがピンク色になっているのが分かりますか?
餌容器から発生したケナガコナダニです.
固型飼料の食いカスが堆積して湿度も保持し,ダニにとっては最高の環境になったようです.
一般家庭でも,たまにこんな状態になることあるかと思います.
しかし,発生源を断てばぴしゃりといなくなります.
ただ,この中にはわずかにツメダニ類が混ざることがあり,リビングがこんなになると刺咬被害が出るかもしれません.
こんな状態でもゴキブリは平気.
掃除して,環境が乾燥すれば死んでしまいます.
2025 .2.4
ゴキブリ化石2
Cockroach fossil 2
久しぶりにゴキブリだと分かる化石が出品されていたので購入しました.
ラベルによると内モンゴル自治区で見つかった物で,中期ジュラ紀,1憶7千万年以前の地層だそうです.
以前購入した物も中国産でした.
体長は17mm.
腹端には尾肢があり,その中央に突起のようなものが見えます.
古い物はかなり長い剣状の産卵管を持っていたので,その名残なのかもしれない.
ロマンありますね.
頭部には触角が見えますが,もう少しホルト長い触角が出てくるかもしれません.
翅はまさに今見ることができるゴキブリそのものです.
生きている化石の由来はここですね.
化石はよく見えないなりに想像を膨らませることができ,夢が広がります.
是非1個は所有しましょう.
2025 .2.3
ヤンバルトサカヤスデとキスジゴキブリ
Chamberlinius hualinensis and Centrocolumna striata striata
部員のN代君が実家の横須賀からヤンバルトサカヤスデも捕って来てくれました.
近くの公園に行ったら沢山いたそうです.
落ち葉ごとすくっていたら黒いゴキブリもいたので一緒に捕まえたそうです.
こちら,モリチャバネゴキブリかと思ったらキスジゴキブリの幼虫でした.
さすがうちの部員.
キスジは昨年滅んでしまったのでありがたいです.
全部で12匹.
しかし,狭い容器内でこれだけのヤスデに混ざりよく生きていたと思います.
ヤスデは死亡個体もいましたが,キスジはゼロ.
意外とヤスデと相性が良いのか,もしかしてヤスデと共生させるとうまくいくのか.
ヤンバルトサカはすでに飼育しているので,液浸標本にして後は冷凍にしました.
何かに使おうと思います.