ゴキブログ一覧
2022 .2.28
Cockroaches in cup containers
春が近づきそれぞれが成長しています.
S野さんから頂いたキスジゴキブリも3匹中2匹成虫となりました.
いつ見ても綺麗な栗色ですね.
この色見るとアカネズミを思い浮かべます.
あれもいい色です.
それで性別はというと予想通り2匹とも♀.
残り1匹はまだ幼虫で奥に見えますがこれも♀に見える?
さあ,可能性低そうですがどうなるか(拾い上げて実体で見ればわかるのですが見ません).
1匹頂いた鹿児島のツチゴキブリ類.
ツチだと思うのですが,サツマツチゴキブリの可能性もあり飼育してました.
結果はツチゴキブリ.
現在飼育しているツチゴキブリコロニーと同じ産地なので,混ぜて新血とします.
先日死亡したクロゴキブリ卵鞘はそのまま保管.
孵化するでしょう.
多分.
2022 .2.25
給水&プチ飼育用カップについて
Watering & Petite Breeding Cups
ゴキブリ飼育の様々なシーンで活躍するプリンカップですが,非常に深いんです.
ゴキブログがはじまったころ使っていたカップはすでに絶版(モデルチェンジ)になり,その後いくつかの種類を使ってきましたが,始めたことの使いやすいカップは見つかっていませんでした.
今回やっと,ほぼ同じ雰囲気のカップが見つかったのでご紹介します.
きっかけは,昨日のクロゴキブリが入れられていた容器.
使用者のS野さんに教えてもらいました.
初期のカップ.
裏の刻印がT-200㎆
蓋の閉まり具合が絶妙.
はめやすくはずし易い.
まさしく絶妙.
裏の刻印がC-APマル 101-200
蓋を一度締めたら密閉度はかなり高く,本来の使用目的であればハイレベルなカップだと思われます.
しかし,中にゴキブリの生体や水容器などいろいろ入った状態の場合,開ける際に力がかかり,カップが傾いたりするため何度も開け閉めする必要がある場合は使いにくい.
ストレスがたまる.
しかし,仕方なくそのうち緩くなるだろうと初期カップの後継として使ってきました.
ちなみに,カップは再利用します.
新品は表面がツルツルで清潔感ありますが,ゴキブリが登りにくいと思われ,何回か洗って使用しているとザラ感が出てきて具合よくなります.
毎回,洗浄殺菌して繰り返し使います.
数年は楽に使えます.
そして今回見つけたカップ.
KP-200
色は薄い青味がかった色ですが,ふたの噛み具合が初期の物によく似ており今のところこれを凌ぐものなし.
というわけでこれに順次切り替えていく予定です.
2022 .2.24
クロゴキブリ成虫命尽きる
The life of a cockroach is over.
昨日の親ではないです.
今年三重県から到着した♀成虫ですが,卵鞘2個で燃え尽きました.
効果がはじまる前に標本としました.
まあ,寿命と考えてよいかと思います.
「天寿を全う」ってやつですね.
昨年の晩夏に羽化して産卵を続けてきたのでしょう.
お疲れさまでした.
最後に産んだ卵鞘は孵化するか心配ですが,1個目は孵化の可能性が高いと思います.
残り物には福がある.か?
2022 .2.22
クロゴキブリ出現
Periplaneta fuliginosa appearance on my desk
放置もできないので見失う前に捕まえたのですが強く抑えすぎて残念な状態となりました.
1齢幼虫なので数日以内の孵化ですが,今回は全く心当たりなく,
どこに卵鞘があったか見当もつきません.
2022 .2.21
リュウキュウクチキゴキブリ産仔
Birth of Salganea taiwanensis ryukyuanus nymphs
1/6に床替えして1ペアが判明したばかりですが,子供が生まれていました.
親と一緒に行動しています.
数は10以上生まれるはずですが確認できたのは2匹.
すでに2齢以上の大きさがあるので,1月後半に生まれたのでしょう.
多分他にもいるとは思うのですが,とりあえず親子水入らずで放置しておきます.
今回は,この子供たちが成虫になった段階で,小プラケにペアずつ分散するか,超特大プラケにこのまま移すかしないと毎年同じことの繰り返しになるので何か考えます.
2022 .2.18
Thyrsocera spectabilis終齢幼虫
Last instar of a Thyrsocera spectabilis
終齢幼虫のようです.
成虫も楽しみですが,幼虫が何とも言えぬ美しさです.
2022 .2.17
Princisia vanwaerebeki拡大
Expansion the breeding container of Princisia vanwaerebeki
意外と早く産し始めたので早々に大容器に格上げしました.
効を奏したのか,何もしなくても産んだのか要因は不明ですが何もしないより良い.
個体のサイズが大きいのでどう見ても密密ですね.
水容器もチップがすぐにかぶさり汚れが早いです.
12月の縮小の時は,特大プラケから中プラケの2段階ダウンでしたが,今回はとりあえず中から大へ1サイズアップとしました.
少し広くなりました.
2022 .2.16
Eucorydia aenea dasytoides繁殖
Eucorydia aenea dasytoides breeding
♂成虫.
そろそろ成虫も寿命かなと思っていたのですが,幼虫が生まれていました.
最初見たときは,大きなトビムシ??
のように視界を横切ったのですが,トビムシとは違うと確信し探すと幼虫がいるではないですか.
暗い話題が続く中,いろいろ飼育しているとこういった嬉しい事もそれなりに発生します.
2022 .2.15
さらに残念2つ
Two more disappointments.
思うところがあり始めたArchiblatta hoevenii.
残っていた1♀幼虫が死亡しました.
やはり生息地に行ってその環境を観察しないと次の一手が見えてきません.
とりあえず,一旦終了.
もう一つ.
マルゴキブリ.
一旦繁殖したのですが,幼虫が育たず1匹となってしましました.
写真中央の穴の中にいます.
しかし,成虫には育ってほしいと思います.
2022 .2.14
Shelfordina terminalis 2022冬
Sherfodina terminalis, winter 2022.
ガバっと増えたのですが減ってしまいました.
Archiblatta hoeveniiやスズキゴキブリのような減少の仕方です.
累代を重ねるごとに卵鞘が孵化しなくなる.
ただ本種は,小型であることや入手個体が累代を重ねた雰囲気であったのでこんなになるとは予想していませんでした.
現時点で♂成虫5,♀成虫6,幼虫1.
ただこれ1匹残っても将来はありません.
水苔の上には新旧分からない卵鞘が沢山あるので,これらを2つに分けお得意の身近な場所飼育で介抱したいと思います.
果たして孵化するか.
本種を検索してみましたが,飼育している人を発見できませんでした.
皆さん同じ運命をたどったのか?
興味あるところです.
2022 .2.10
Therea petiveriana 飼育室から一旦撤収
Therea petiveriana temporarily removed from breeding room
ダニが大発生して以降,ダニ忌避マットで飼育していましたが♂1を残して死に絶えました.
成虫になった個体もいますしたが,卵鞘は一つもありませんでした.
死骸には当然ダニは付着していない.
果たしてダニはどこ行ったか?
忌避マットの底に沈んだか?
唯一残った♂成虫.
見た目は普通です.
が,そんなに甘くなかった.
これはダメだ.
というわけで,ケージがあった場所はとりあえずラベルを残すために空容器を置き主の復活を待つ.
約一年前はこれほどいたのですがダニの威力はすさまじいですね.
現在の生き残り.
左は卵鞘(でも1個),右は若齢幼虫22匹.
これらはダニフリーなのでここから復活を目指します.
2022 .2.9
Anallacta methanoidesの爪間板
Anallacta methanoides arolium
振り落とそうとしてもなかなか落ちない粘り強い脚.
爪間板が発達しているのは想像できたがなかなか時間が取れなかった.
やっと重い腰を上げ確認しました.
1種だけだと比較できないので,同じ大きさのクロゴキ幼虫も参加してもらいます.
まずクロゴキブリの爪間板.
Anallacta methanoides
一目瞭然.
デカッ!風船のようだ.
ついでに褥盤.
デカッ!
クロゴキブリと比較.
右がクロゴキ.
お見事!
汚いので掃除も行いました.
2022 .2.8
アカボシルリゴキブリ
Eucorydia tokaraensis
悪石島個体群です.
やっと卵鞘確認できました.
拡大.
身近に置いておくと日々様子が見れるのと,この容器はプラケより乾燥しにくいので便利です.
ルリゴキブリのサイズであれば十分飼育できます.
2022 .2.7
Thorax porcellana産卵と幼虫とダニ
Thorax porcellana egg laying, nymph and mites
幼虫が増えてきました.
そしてよくある卵単品産みと,その側を歩きまわる例のダニ.
これもどっかで処理しないと面倒になるが幼虫が小さいのでどうしようか悩んでいます.
2022 .2.4
ヤネホソバの皮膚炎
Dermatitis caused by Eilema fuscodorsalis
ここ1年ほどヤネホソバを追っかけていますが,幼虫採集するときは素手で行っています.
すでに100匹以上を指でつまんでいますが,一般的に言われる痒みは出たことがありません.
まあ,おっさんの老化した指先は毒針も歯が立たないとは思っていますが,本当に痒くなるのか疑問に思っていました.
先日,某会議でN秋先生の講演を見て思い付き,たまたまフレッシュ個体が入手できたので実験しました.
手はどう見ても反応出そうもないので,まだ柔らかそうな前腕部に毛を押し当ててみました.
10秒ほどピンセットでニュルニュルもみもみ押し付けます.
ヤマビルの時もそうでしたが見ている箇所に神経が集中するのかチリチリかすかな痛みがあります.
3~4分ほどして少し痛た痒くなってきました.
しかし,おっさんの腕はシミや血行不良やらでわずかな炎症は形として見えないですね.
それ以上することないので毒針の撮影.
針の根元に黄色い球状の膨らみがあります.
毒々しいですね.
抜いてさらに拡大.
球状の中に毒でもあるのでしょうか.
そうこうしているうちに20分ほど経過しましたが,痒みは収まりました.
数日後変化があればお知らせします.
なければこれで終わり.
2022 .2.3
福岡産モリチャバネゴキブリ
Blattella nipponica from Fukushima Prefecture
昨年11月にもらった幼虫3匹が成虫になり始めました.
♂.
♀.
残りの幼虫は♂のようですが,これで増やすことができます.
羽化タイミングがペアで揃いました.
採集者が同じ大きさを選んでくれたこともありますが,ゴキ運がいいのもあると思っています.
飼育は3匹程度であればこのようなカップで飼育でき楽です.
2022 .2.2
Drymaplaneta semivittaの卵鞘
Oothecae of Drymaplaneta semivitta
産卵状態.
シェルターの段ボールを齧って付着させています.
卵鞘一覧.
以前,これで正常と紹介したが,少し心配になったので個別に管理して様子見ることにしました.
2022 .2.1
Blaptica dubia
Cleaning the breeding case of Blaptica dubia
長期間掃除しなくてもあまり環境悪化しないのだが,室内の空気の流れを変えたせいかカビがひどくなってしまった.
作業的には特別特筆すべきものはなし.
終わり.
♂.
♀.
そういえば本種は,昨年千葉の某所で定着したとかで話題になりました.
原因は飼育個体が放棄されたのではとの見方もあるようですが,やれやれですね.