ゴキブログ一覧
2014 .9.30
ホラアナゴキブリ大繁殖
Nocticola uenoi uenoi large propagation.
昨年まで,多少の増加と大幅な減少を繰り返して維持していたが,今年は減る様子もなく増え続けている.
理由は不明.
が,以前と変えたことは,飼育箱内底面にシェルターを入れた事.
上部が乾燥しても,底側は湿度が保たれるようにと設置したが,もしかしたらこれが良かったかのかもしれない.
そういえば,このシェルター一度もカビが生えない.
こんな状態であれば,カビぐらい出ても良さそうだが.
難点として考えられるのは,床換え.
それと,毎度のことだが,卵鞘がどこにあるか分からないので,時間がかかることだ.
2014 .9.29
埃まみれのクロゴキブリ
Periplaneta fuliginosa smeared with dust.
朝晩だいぶ涼しくなってきました.
今シーズンのクロゴキ天下ももうすぐ終わりでしょう.
捕獲箱実験場に出没した雌.
粉餌を食べたようで,触角が埃だらけですね.
身綺麗なゴキブリですが,食事中はあまり気にかけないようです.
2014 .9.26
Eucorydia sp. 1齢幼虫
First instar of Eucorydia sp.
卵鞘も小さかったが,幼虫も小さい.
体長2~3mm.
そして,目立たない.
野外で,1齢幼虫を発見することは余り無いサイズ.
2014 .9.25
Eurycotis floridana
Eurycotis floridana
丈夫でよく殖える.
よく考えると,死骸もあまり記憶がない.
増える速度が速いため,寿命を迎える前に淘汰しているのかも知れない.
床換えしていると,人などお構いなしにガンガン登ってくる.
放って置くと,どこまでも登る.
本種がクロゴキのように野外を徘徊していたら,クロゴキ以上に人に這い上がってくるような想像ができる.
ちょっと怖いかもしれません.
2014 .9.24
クロゴキブリの天下
The world of Periplaneta fuliginosa.
セミが静かになり,クロゴキのシーズン到来.
今回は,事務所の洗濯場に出没.
時間は21:00頃だが室内の照明はついて明るい.
ゴキブリにしてみれば,そんなことは関係なく,夜だから出てきたのだろうが.
だから見つかると追っかけ回されるのだ.
2014 .9.22
フタテンコバネゴキブリ再来
The return of Lobopterella dimidiatipes
入手してから約2ヶ月以上.
やっと卵鞘が孵化しました.
W雌の卵鞘なので,孵化しないわけは無いと思いつつ,管理が悪かったかと半ば諦めていたのでうれしいですね.
本種の孵化に要する日数は,考えた事がなかったが,通常(夏期で40日前後)より時間がかかるのかもしれない.
2014 .9.19
Panchlora sp 復活
Revival of Panchlora sp.
少し前,餌のカビ放置で減少していたが,持ち直した.
が,カビの発生に関連するような汚れ方である.
もう少し綺麗に汚くなると良いのだが.
2014 .9.18
Archiblatta hoevenii F2羽化始まり
Emergence begins of Archiblatta hoevenii of F2.
F2の羽化が始まりました.
が,この個体は失敗.
いい色しています.
何匹無事成虫になるか?
前回は,F2は成虫まで育ち,卵鞘も得ることが出来たのですが,1個も孵化しませんでした.
今回は,餌の変更で,手ごたえはあるのですが.
乞うご期待.
2014 .9.17
人から餌を取るハエトリグモ
The jumping spider which gets food from people.
気がつくと.ゴキブリ飼育ケースの周りを数時間うろついていたハエトリグモ.
よほど腹が減っているのだろうと,ピンセットでゴキブリの若齢幼虫を与えてみた.
見事にピンセットから餌を取り,物陰に消えていった.
以前飼育棟にアオダイショウが登ってきた時,マウスをピンセットで与えたら数匹食べて帰って行った事を思い出した.
可愛いものですね.
2014 .9.16
2014年秋クロゴキブリ雌成虫
The female imago of Periplaneta fuliginosa seen in autumn of 2014
だいぶ涼しくなってきました.
デング媒介蚊報道も少し落ち着いたようですね.
また,この頃よりクロゴキブリの成虫を見かける機会が増えます.
この時期に見かけるクロゴキブリの成虫は,冬を越す事はないと思われます.
この個体は♀.
卵鞘をつけています.
この卵鞘は,このまま越冬し,来年孵化すると思われます.
2014 .9.12
オオモリゴキブリ
Symploce gigas gigas
飼育虫体は,死亡してもすぐに気が付く事は無いため,標本にすることは少ない.
しかし,この個体は,あまりに綺麗な状態で死亡していたので,回収しとりあえず写真撮影した.
フラッシュ有.
なし.
これで,本種は残す所♀成虫1のみ.
卵鞘が孵化するのを祈るばかりである.
2014 .9.11
チャイロゴキブリ
Pycnoscelus niger
一時期,飼育不備で幼虫数匹まで減ってしまったが,現在数えられない状態まで増えた.
本種は,朝比奈(1991)によると,ネパール,スマトラ産の♀と類似していることから,それらの♂成虫と,八重山産のオガサワラゴキブリの♂成虫を比較し,Pycnoscelus niger としている.
飼育するとわかるが,本種は雄が発生しない.
つまり,単為生殖を行っている.
と言う事は,ネパール,スマトラ産はオガサワラゴキブリでいうチャイロのindicus,八重山産はsurinamensis になる可能性がある.
幼虫1匹からでも累代できるというのは,単為生殖種ならではである.
2014 .9.10
オオモリゴキブリ望みの綱
The one’s last hope of Symploce gigas gigas .
途中順調に増えていたが,結局1ペアとなってしまった.
そのペアが作った卵鞘.
孵化するか,終わるか.
今までの経験からいくと,終わる・・・・.
2014 .9.9
アダンソンハエトリ来机
Hasarius adansoni visit to my desk.
視界の片隅に動く物発見.
最近,ヒトスジシマカが頻繁に進入するので,ドキッとしたが.
一安心.
それにしても,事務所内には,現在発生している昆虫はいないはずなのだが.
ヒトスジシマカなどの飛翔する昆虫も捕食しているのだろう.
他にも,私の気が付かない獲物を探す事が出来るのだろう.
書籍の間に消えていった.
2014 .9.8
Blaberus colloseus
Blaberus colloseus
Blaberus giganteus は,高密度飼育をすると,小型化する傾向にあるが,コロセウスは,大きさを維持し,いつ見てもバランスの取れたフォルムをしている.
好きな種のひとつ.
2014 .9.5
キョウトゴキブリ
Asiablatta kyotensis.
厨房内で発生している話をたまに聞く本種.
体長は成虫で18mm内外.
比較的整った容姿をしている.
1齢幼虫は小さく,茶褐色で目立った特徴が無い.
が,臭いは他のゴキブリでは経験できないアンモニアが含まれているような独特の臭気がある.
2014 .9.4
ヤエヤマサソリ産仔
Liocheles australasiae laid eggs.
産卵ラッシュ.
餌昆虫を多めに入れておいても,共食いにより成虫まで残るのは数匹.
野外では,もっと密度が薄くなるように分散するだろうから狭い容器では無理なのかもしれない.
本種はマダラサソリと違い,単為生殖するので,1匹でも残れば累代は出来る.
その分,累代飼育は楽である.
2014 .9.3
話題のヒトスジシマカ襲来
Aedes albopictus invasion of the topic
デング熱で話題になっているヒトスジシマカ.
この事務所にも今日2匹襲来.
こいつがPCの前を横切ると,仕留めるまで仕事がストップする.
今回は,仕留めて気がついた.
この血は,私の耳の裏で食事したもののようだ.
こいつは,アルコールスプレーにて.
この所,事務所1階でもまとわり付いて来る個体を処理したし,突然見るようになった.
まあ,偶然だろうが.
こういう騒ぎになってわかるのだが,今までの日本の衛生動物はいかに平和だったか.
日本では,不快害虫化した感のある衛生動物だが,今一度,その秘めた恐ろしさを考え直す時期が来たのかもしれない.
2014 .9.2
イエコの病気
Disease of the Acheta domestica
アノール飼育(許可済)のためにイエコをキープしているのだが,結構病気になる.
症状は,「ぴょんぴょん」跳ねなくなり,後脚を引きずるような歩き方になる.
成虫にならずに死亡する.
死亡するとこのように黒くなり,異臭を発する.
容器に,コバシャ等の虫除けをしておかないとすぐにノミバエが入り込み,ノミバエの発生源になる.
近くに売っていれば良いが,都度使用量を購入したいのだが,通販を利用すると,送料の面で,多めに購入するとこういった事態になりやすい.
こうなると,後は死んでいく前に,その他のムカデやクモなどの病気が関係無さそうな種の餌にとっとと与えてしまうしかない.
2014 .9.1
マダラサソリ産仔
Isometrus maculatus laid eggs.
サソリの産仔はムカデに比べ,孵化した仔が背に張り付いているので危機感が無い.
それにしても,どうやって,いつ背中に張り付くのだろうか.
その瞬間を見たいと思うのだが,発見はいつもこの状態.