ゴキブログ一覧
2010 .4.30
ゴキブリのえさ
現在,この2種を使っている.
左がお馴染みのO酵母製 MF
右が同じく O酵母製 RC4 これは以前ハタネズミを飼育していた際使用していた物で,草食動物用の固型飼料.
MFに比べ緑色をしており,臭いも葉の臭いがする.
これを良く食べるのが以下の種.
Oxyhaloa deusta
Diploptera punctata
Phoetalia pallida
写真はPhoetalia pallidaにあげたときの写真.
ニンジンなども良く食べるが,この飼料も見事に平らげる.
2010 .4.28
Archiblatta hoevenii ♂の交尾行動
Archiblatta hoevenii ♂成虫が♀終齢を挑発している.
他の種でも良く見かける,翅上げ行動.
上から見ると良く分からなかった.
2010 .4.28
Archiblatta hoevenii ♂の交尾行動
Archiblatta hoevenii ♂成虫が♀終齢を挑発している.
他の種でも良く見かける,翅上げ行動.
上から見ると良く分からなかった.
2010 .4.27
オガサワラゴキブリ床換えで出てきた線虫
ケースの裏に張り付いていた線虫拡大.
エタノールを入れたら瞬間的に動かなくなった.
ダニは拡大すると「可愛いかも」と思うこともあるが,こればっかりは好きになれそうに無い.
2010 .4.26
オガサワラゴキブリ床換え
石垣産オガサワラゴキブリのマットに線虫が大発生した.
ケースの様子.
特に変わった事は無いが,裏から見るとこの通り.
←先の白い塊が線虫.
原因は入れたマットに最初から発生していた事.
特に影響は無さそうだが,気分的にダメなので交換と共にプラケのサイズを一回り大きくする.
準備したケース.
マットはヤシガラ:朽木マットを1:1で混ぜている.
個体数が増えてくれば乾燥したマットでも普通に増えるが,少ないうちは湿っていた方が良い.
与える餌はネズミの固形飼料のみ.
後はいつもの水容器.
回収した幼虫.
マットの中からは初齢幼虫が沢山出てきて時間がかかる.
あまりやりたくない作業だ.
2010 .4.23
ヤエヤマサソリ春
18匹の子供が生まれていた.
上手に張り付いている.
もう1親産んでいた(←先端白い所).
この時期は出産の時期でしょうか.
2010 .4.22
天井の卵鞘
この春,私の部署が引越ししました.
荷物の整理もやっとひと段落し私の机の上の天井を見上げると見慣れたものが.
ムム.
どう見ても卵鞘である.
脚立を持ってきて間近で確認すると,やはり間違いない.
孵化後のクロゴキブリの卵鞘.
ここから生まれた虫たちはどこで暮らしているやら.
今のところ,逃亡犯を捕獲するトラップにはクロゴキは捕まっていない.
もしかしたら相当古い卵鞘なのかも知れない.
2010 .4.21
ゴキブリ展
平成22年4月29日(金)~9月26日(日)までの約5ヶ月間,目黒にある財団法人目黒寄生虫館 MPM(Meguro Parasitological Museum)にて特別展示が開催されます.
テーマは「知られざるゴキブリの世界」.
寄生虫展示の一角を利用した展示なので,広いスペースは使っていませんが,日ごろ接する事のない寄生虫を見ながら,変わったゴキブリでも見にいらしてください.
私の標本も展示されます.
ブログに出た個体もいると思います.
こちらがポスター.
さて,このポスターの背景になっているのは何でしょう.
ヒントは展示の中にあるかもしれません.
2010 .4.20
Archiblatta hoevenii F2孵化
ついに孵化しました.
(あわてて撮ったのでぶれていた)
10匹確認.
F1の結果は,まだ全て成虫になっていないが,
幼虫約100匹中♀2匹(終齢1,成虫1)♂4匹(成虫).
生存率6%である.
こりゃ参った.
2010 .4.15
Eurycotis opaca
family Blattidae
subfamily Polyzosteriinae
genus Eurycotis Stål, 1874
Eurycotis opaca (Brunner von Wattenwyl, 1865)
生息地:キューバ
体長は50mmを超える.
スカンクローチfloridanaと同属であるがこちらの方がはるかに大きい.
頭頂より胸部腹部背面側縁に黄褐色のバンドがはいる.
はたして臭いも同じであろうか.
幼虫.
2010 .4.14
Elliptorhina chopardi腹節
Elliptorhina javanicaと比較写真を撮ろうとしたら妙な個体がいるのに気づいた.
腹節が癒合している.
オガサワラゴキブリなどでは良く見かける.
拡大.
腹面は異常が無い.
日常生活も特に問題無さそうである.
2010 .4.13
Elliptorhina javanica と Elliptorhina chopardi
subfamily Oxyhaloinae
tribe Gromphadorhini
genus Elliptorhina van Herrewege, 1973
species Elliptorhina javanica (Hanitsch, 1930)
species Elliptorhina chopardi(Lefeuvre,1966)
両種ともマダガスカルに生息する.
♂比較.
親子のようである.
Chopardiが約47mm.
Javanicaが約54mm.
両種共に小型のマダゴキというイメージがあったが,比較するとchopardiがさらに小さい事がわかる.
♀比較.
しかし,他の多くのゴキブリからすると,これでも大きな種であろう.
ちなみに tribe とは subfamilyとgenusの間をさらに細分する必要が有るときに使われるそうです.
2010 .4.12
Symploce pallens
family Blattellidae
subfamily Blattellinae
genus Symploce Hebard, 1916
species Symploce pallens(Stephens,1835)
分布:ハワイ,メキシコ,フロリダ,キューバ
体長15mmの小型の種.
♀は短翅で,腹部は殆んど露出する.
翅の収まりが前胸の形に似ており,前胸が二つ連なっているようにも見える.
また,前胸背は多少盛り上がった膨らみがあり,ゴキブリの特徴である平面的というよりも,厚みのある立体的な形をしている.
♂は翅があり,特別特徴的な形はしていない.
2010 .4.9
Archiblatta hoevenii と キノコ
昨日まで元気だった♀中齢幼虫.
外に出てシェルターにいる事が多かったので,脱皮が近いとは思っていたが・・.
この個体は中脚が左右とも無く,今度の脱皮で少し改善されると期待していた.
しかし,キノコに力を吸い取られたのだろうか.
なんとも言葉が無い.
何れにせよ,この齢数の♂幼虫も残っていないので,この個体が無事成虫になった頃は,今いる♂成虫も絶え交尾不能になっていたかも知れぬが.
そういえば昨晩,本種の成虫が数十匹ケージの中にいる夢を見た.
正夢になればよいが.
2010 .4.8
ヨロイモグラゴキブリ床換え
前回したのが約1年前.
意外と手間のかからないゴキブリである.
しかし,マットにダニが出た.
いつものダニ.
害が無さそうな事は分かってきたが,あの「湧く」感じは気持ちの良いものではない.
本腰を入れて対処すべく,少しずつ駆除を実行したいと思う.
ちなみに本属Macropanesthiaは10種類ほどおり,殆んどオオストラリアに生息するらしい.
交換前.
上にあるのはユーカリの葉の残骸.
殆んど地中に持ち込んで食べている.
幼虫が出てから初めてのマット交換.
何匹いるか気になっていたが,現在残っているのは♀4,♂4.
ちょうど良い比率である.
この仔の母親は,生まれてまもなく死亡したので,現在は別の系統の若♀を入れてある.
母親は違っても,仲良く暮らしているようで安心した.
2010 .4.7
ホラアナゴキブリ 短翅♂
ホラアナゴキブリ短翅成虫♂.
肉眼ではその形態は確認できないほど小さい.
良くぞ発見したと思うサイズである.
これは長翅の♂成虫であるが,同じ♂の成虫とは思えない.
2010 .4.7
ホラアナゴキブリ 短翅♂
ホラアナゴキブリ短翅成虫♂.
肉眼ではその形態は確認できないほど小さい.
良くぞ発見したと思うサイズである.
これは長翅の♂成虫であるが,同じ♂の成虫とは思えない.
2010 .4.6
タマヤスデ幼体
今年の冬に越冬中を採集したタマヤスデ.
子供が生まれていた.
2匹が確認できた.
加温すれば冬でも産卵するようだ.
ダンゴムシのように増えたら近所の子供に配り,ヤスデも捨てたものじゃないことを教えるのだが.
2010 .4.5
Archiblatta hoevenii 交尾
成虫になって4ヶ月.
そろそろ寿命かと思っていたが,まだいけそうだ.
ケース越で見え難いがちゃんとしている.
上より.
分かっていると思うが,右が♂,左が♀.
横からのアングルで綺麗に撮りたかったが,♂にソッポを向かれた.
これならまだ元気な卵鞘を産んでくれそうだ.
頑張れ!!
2010 .4.2
ヤエヤママダラゴキブリ 幼虫雌雄
ついでに幼虫の雌雄腹部末端の様子.
幼虫の大きさは中齢強.
こちらが♂.
こちらが♀.
♀は腹部の幅が♂よりあるため背面からでも大体分かるが,腹面を見ると,♂の方が腹端が1節多い.
2010 .4.1
ヤエヤママダラゴキブリ 水浴2
ヤエヤママダラの飼育環境はどうしてもジメジメした状態になってしまう.
その為,どうしても例の徘徊性のダニが出てしまう.
ちょうど,新成虫が出始めたので,幼虫を生む前にと,床換えと同時にダニ駆除(掃除のみだが)を行なった.
掃除だけとは言え,移す前に1匹ずつダニが付いていないか確認して移すので,大変である.
卵鞘を抱えた♀.
しばらくすると,1齢幼虫が出てきて,とても1匹1匹見て移す事は出来なくなる.
準備した新セットに移すと,気持ちよさそうに水浴している.
もう1匹.
全ての幼虫が一斉に入る訳ではなく,何かのタイミングで水に入る必要性が出るのだろうか.