2021 .3.24
アオダイショウ大の身体検査
Physical examination of a large Elaphe climacophora
冬眠容器から出して2週間近く経過したがまだ餌を食べない.
しかし,水浴びはするようで容器をひっくり返し水浸しになったので掃除と同時に少しハンドリングをした.
デカいだけあり,大人の横顔.
今のところ咬む素振りなし.
よく見るとあちこちに傷が!
顔左.
まだ傷がふさがっていない.
酷いですね.
痛いだろうに,細かい傷まで数えるとこの3倍以上ありました.
ネコなどに悪戯されたのか,ヒトにやられたのかわかりませんが,回収されたヘビは傷が多いです.
こんなにやられても,泣くことも吠える事も出来ず,誰にも助けてもらえずに逃げるだけです.
都会にも多いアオダイショウやシマヘビは毒はなく,触ろうとしなければ人に攻撃はしません.
逆に家に侵入するネズミなどを食べてくれています(鳥も食べますが).
野鳥やノネコ同等に可愛がってとまではいわないが,いじめないでほしいです.
歴戦のつわものですね。
内外の寄生虫も多いのでしょうか?
外部寄生虫はないと思います.
内部(皮下)はマンソン裂頭条虫が沢山いると思います.
学生の頃この寄生虫を研究していました.
ヘビの皮下に寄生しており,皮むくと平べったいそうめんがとぐろを巻いて何か所もうずくまっているのを見ました.
生で食べたらヒトにも来ます.
ヘビは平気のようですね.