2012 .9.14
Lucihormetica verrucosa とL.spec. Venezuela雄成虫比較
Comparison in the form of the male imago about a Lucihormetica verrucosa and the L.spec. Venezuela.
よく似ているこの2種.
L.verrucosaの生息地は,Venezuela,Colombia.
L.spec. Venezuela.の生息地は多分 Venezuela でしょう.
それでいてよく似ているとなれば,普通は同種扱いをしても良さそうだが,幼虫の形態に違いがあるようなPHもある為,今後は幼虫が生まれたら,幼虫と雌成虫の比較も行おうと思う.
とりあえず,雄成虫.
左がL.verrucosa,右がL.spec. Venezuela.
以前もL.verrucosa.雄の形態の変異をご紹介したが,このあたりの形態の違いは,個体差のレベルに思う.
L.verrucosa の肛下板.
L.spec. Venezuela のの肛下板.
違いは見られない.
肛上板. 左がL.verrucosa,右がL.spec. Venezuela.
違いは分からない.
Genitalia Left pallomera 3.
左がL.verrucosa,右がL.spec. Venezuela.
違いは・・・・細かいところを見れば違いはあるが,個体差のレベルではないかと思う.
唯一明確に違ったのはこれ.
L.verrucosa
Genitalia Left pallomera 2 dorsal(だと思う).
それと,Right pallomera 2.
互いに大きさや形が違う.
しかし,これも個体差かも知れない.
結構手間かけた割には??.
結論は次回,次々回に持ち越し.
はじめまして。
私は大のゴキブリ嫌いで少しでも、ほんの少しでもゴキブリとの生活が楽になれれば…と思い、このブログを拝見しました。
ゴキブリのどこに魅力を感じられますか?
飼育は仕事柄、仕方なくされているのでしょうか?
ブログを拝見する限り、ゴキブリはじめ昆虫だけでなく、生き物全般に愛情が感じられます。
ゴキブリの事をどう思えば、どう理解すれば楽になれますかね?
ゴキブリがいても近づけないので退治出来ません。
おっしゃりにくいかもしれませんが、薬局等で手に入る撃退薬でおすすめの物がありましたら教えて下さい。あと庭にホウ酸ダンゴを置くのは玄関からの侵入に効果はありますか?
オソレさんこんにちは.
ゴキブリ嫌いの方が,わざわざ訪問していただき感謝します.
■ゴキブリのどこに魅力を感じられますか?
ゴキブリの中で,嫌われる対象となっている種類はクロゴキブリやチャバネゴキブリです.確かに無断で家屋内に入り込み,台所などの人の食物を扱う神聖な場所に,土足でうろつきます.
そうなると嫌われても仕方ないでしょう.
しかし,日本にはそれ以外に野外に生息するゴキブリが50種近く生息しています.
そういった種までゴキブリ類として嫌うのはどうかと思いました.
もっと,よく観察して見て見たいといった思いが,好きになるきっかけでした.また,そんな人気のないゴキブリですから,研究している人が少なすぎる.その為,簡単なことですら新知見になるジャンルだと思います.
■飼育は仕事柄、仕方なくされているのでしょうか?
全然.楽しくて仕方ありません.
■ゴキブリの事をどう思えば、どう理解すれば楽になれますかね?
ゴキブリがいても近づけないので退治出来ません。
駆除方法としては,ゴキブリの生態をよく知り,侵入口の遮断や,万が一侵入された際に,予防としてトラップを仕掛けるなどしたらどうでしょう.
■薬局等で手に入る撃退薬でおすすめの物がありましたら教えて下さい。
ゴキブリの種類によりますが,クロゴキでしたら,ローチトラップを沢山設置して,侵入直後に捕獲するのが良いでしょう.
ホウ酸団子も,良いとおもいます.
チャバネゴキブリの場合は,ヒドラメチルノンのジェル剤が販売されているので(少し高額),発生している場所に,説明書に習い設置するといいでしょう.一度発生してしまうと,駆除には手間とコストがどうしても発生します.しかし,駆除は出来ますから,地道に行なうのが良いでしょう.
あと庭にホウ酸ダンゴを置くのは玄関からの侵入に効果はありますか?
にわにホウ酸団子を置く効果は,報告は内科と思いますが,建物外周に生息する侵入予備軍を駆除する効果はあると思います.
形態学的な観察をもって確認できる形質で、ゴキブリのどこまでを種として、どこからを亜種あるいはそれ以下の分類に区分するのか、非常に興味深いです。同ハッチの個体で、幼生時に栄養条件が異なる環境下で飼育した場合、体長などに差がでてくると面白そうですよね。
ところで、Lucihormeticaですが、調べてみると10種弱記載があるようですが、Lucihormetica sp. Venezuela というのは、Lucihormetica属のうちベネズエラから検出される1種(未同定の種)ということなのでしょうか。
形質のどの辺りまでを個体変異としてみるか,特に本種は前胸背板の模様が個体同士で大きく変わります.また,餌の量によりサイズも違ってきます.亜種の問題も,オガサワラゴキブリなどは,産地ごとに大きな変異を起こしているのに同種として現在は扱われています.
マニアが多い甲虫類のネブトクワガタは発生地毎に亜種になってます(日本だけかも).
あの状況を見るに,コレクターが多い事や,その団体の力に乗れば,いくらでも亜種が出来る気がします.
これを語りだすと長く成りそうなのでまたの機会として,とにかく,Genitalia は限界を感じます.
私個人的には,形態を細かく比較しなくても.L.verrucosaの記載個体の産地がVenezuelaなんだから,L.spec. Venezuelaは同じだろうと簡単に処理したいです.
まあ,いずれにしろ分類は大変な仕事だと実感しています.
と言う訳で,近じかまた似たような比較を行います.